昭和幻燈館 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122019232

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  • 昭和への追憶を綴ったエッセイ集。妖しく艶めかしい。映画、文学、建築、挿絵、童謡、歌謡曲、狂女、制服と対象は多岐に渡る。戦時下で人外境を夢見た久世少年は、死の影に怯えながら死にゆくものの美しさに魅せられた。乱歩、ヴィスコンティ、夢二、久坂葉子、野溝七生子、それに同潤会アパート…これらのキーワードに反応せずにいられない人ならきっと、著者と一緒に心を震わすに違いない。先ごろ野溝七生子の著書を読んだばかりだ。故に彼女の謎にくるまれた晩年の孤高の尊さと死に際の正しさに感嘆した。「老婆の少女の声は、山梔の香りがする」

  • ぞくぞくする昭和のかほり。

  • 久世光彦のここから後の一連の本のミソがぎゅっと詰まってます。

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著者プロフィール

久世光彦

一九三五(昭和十)年、東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒。TBSを経て、テレビ番組制作会社を設立、ドラマの演出を手がける。九三年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、九四年『一九三四年冬――乱歩』で山本周五郎賞、九七年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇〇年『蕭々館日録』で泉鏡花賞を受賞。一九九八年紫綬褒章受章。他の著書に『早く昔になればいい』『卑弥呼』『謎の母』『曠吉の恋――昭和人情馬鹿物語』など多数。二〇〇六年(平成十八)三月、死去。

「2022年 『蕭々館日録 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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