吾輩は猫の友だちである (中公文庫)

  • 中央公論社 (1993年1月1日発売)
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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784122020252

感想・レビュー・書評

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  • 絵はかはいいけれど
     冒頭のチチヤスのくだりで、あ、おもしろいかもと私小説的なものを期待した。そのとほり、猫にまつはる小説風の身辺雑記だった。

     でも退屈。日常的な話なのでストーリーがうすい。作者はエッセーとしてゐるが、エッセーかなあこれ。

     あと、女性嫌悪的で窮屈。女と子供だけが魔法にかかるとか、夫婦喧嘩で桃子が出て行った時の電話の内容とか、いやな感じがする。井上ひさしがギャグとして書いた、婦人公論ならぬ婦人口論である。

     ただ著者の絵はすこしかはいいので(本業の方のガロ風の絵はかはいくないが)そこはいいなとおもふ。

     余談だが、冒頭のアメディオといふ猫は、母をたずねて三千里からつけた名前ではないか。

  • 赤瀬川ファンになること間違いなし

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