散華―紫式部の生涯〈下〉 (中公文庫)

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  • 中央公論社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122020757

感想・レビュー・書評

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  • 下巻は上巻に比べて登場人物が減ったぶん、物語の軸が見えて面白くなるかと思いきや、やはり主人公を含めて登場人物に血が通っているようには思えず、楽しめないまま読み終わってしまいました。
    源氏物語についても、「須磨」から書き始めたのでは…とか、「匂宮」以降は別人が書いたのでは(紫式部さんの娘が作者説もあり)といった謎に対する考察は一切なく、普通に「桐壺」から最後まで順番通り紫式部さんが粛々と書いたことになっていました。
    それは別にいいけど、とにかく人ばっかり出てくる話なのに人に魅力を感じることができない作品でした。
    残念!

  •  紫式部の生涯を現代小説として綴った作品。その下巻。

     面白さは上巻と変わりませんが、下巻では、平安を語る上で外せない男・藤原道長の存在が前面に打ち出されてきます。
     ゆえに「紫式部の一生」というよりは、「平安時代の男の生きかた」「これに対抗する女の生き様」という面が強くなってしまうのですが、それもまたよし。

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著者プロフィール

1925年東京都生まれ。「燐の譜」で第4回「サンデー毎日」懸賞小説に入選。『孤愁の岸』で直木賞、『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、『穢土荘厳』で女流文学賞を受賞。1987年紫綬褒章、1995年文化功労者、2002年文化勲章、菊池寛賞を受賞。著書に『傾く滝』『春日局』『埋み火』『マダム貞奴』『檀林皇后私譜』『散華』など。2017年逝去。

「2018年 『伯爵夫人の肖像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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