- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122022126
感想・レビュー・書評
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ひろみは苦闘の末、全日本ジュニアチームの正式メンバーに選ばれた。
そんなとき、お蘭から、宗方が一生プレイの出来ない体だと聞かされ、強いショックを受ける。
しかし、宗方のテニスに対する深い愛情、自分に対する大きな期待をあらためて知り、師弟の絆はますます強まっていった。
ひろみの表情がすこし変わってきた!
強く、たくましく、そしておとなっぽくなってきたと思う。
藤堂に恋をするひろみ。
一方で、宗方から選手として最高の愛をうけていることにもしあわせを感じる。
はたしてどちらをえらぶのか!?
「おれは
この世にたえられぬほどの悲しみも苦しみもないと信じている
…いずれ―
なにもかも思いでになる」
「この世のすべてに終わりがあって
人生にも試合にも終わりがあって
いつと知ることはできなくても
1日1日
1球1球
かならず確実にその終わりに近づいているのだと
だからきらめくような生命(いのち)をこめて
ほんとうに2度とないこの1球を
精いっぱい打たねばならないのだと
―あとから思った」
「強いものは
知らず知らず
弱いものをふんですすむ
その選手たちひとりひとりの
ふまれるいたみを思ったことがあるか
勝者はつねに
敗者につぐなわねばならない
10人に勝ったら
じぶんとあわせて11人ぶん努力するのが義務だ
…それをおこたったとき栄光の座からふりおとされる」
(宗方コーチ)
クリスマス、お正月、宗方コーチの家での団らんなどイベントの様子が多く、心がホッと一息つく第5巻☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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