まんが道 (1) (中公文庫 コミック版 ふ 2-26)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年6月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026377

感想・レビュー・書評

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  • 発想のすごさに感服した
    旧きよき時代
    手塚治虫の天才をわかる感性

  • クールジャパン。マンガが日本の誇れる文化として、世界に打ち出そうと考え始めたのは極最近のこと。青年コミック誌が当たり前に出てきたのは1980年代。それまでは子供の娯楽でしかなく、教育の妨げと害悪視されるものですらあった。物語が始まる1940年代。マンガは存在感すら薄いものだったと想像される。そんな中、マンガが好きで好きでたまらない少年2人が登場する。手書きで連載誌を作った中学時代。雑誌の応募に投稿した高校時代。まんが道を駆け抜ける青春。夢を抱き、ひたすら好きなことに没頭する。求めたのはお金や名声ではない。

  • 藤子Aがいかにぐちゃぐちゃ考えてしまう性格かというのが伝わってくる。

  • 子供の頃に読んでいた漫画を
    読み返したくなる。
    読んでいた漫画であり
    漫画を描いていた人の漫画。
    事実を事実で書くのではなく
    最初の似顔絵のところでも触れられていたけど、
    面白いところ長所をより引き立てて描かれたのだろう作品。
    もう何年も前なんだけど、
    一歩一歩夢に近づいている人たちの物語

  • 手塚の新作を待ち焦がれて読む追体験よね。当時新宝島が画期的だったと言われても今いちパッとしなかったけど、これ読むと手塚が神様に見えてくるよ。

  • チビで卑屈で体力のない満賀道雄(藤子不二雄A)に「のび太」を見てしまうのは気のせいだろうか。
    コンプレックスを抱えながらも、必死で漫画家になる夢を叶えようとする二人組が、富山から大阪に出て神とも崇める手塚治虫先生と初面会するシーンは感動した。
    泥臭く、そして人間味に溢れるAの筆致は、その後の歴史を考えるにもなんとも言えない気持ちになるのであった。
    しかし本書から得るべきものは、そういったゴシップを超えた何かであることは確かだろう。

  • 全巻入手したんだけど、ひとまず前半7巻までを読了。新聞社勤務を完全に辞めて上京したところだから、物語の展開としても転機を迎えたくらいか。基本的に新しいものが良いものという持論を、殆どの事象に対して持っているので、手塚治虫を筆頭に、レジェンドたちが続々登場するけど、そこに対する思い入れはほぼ皆無。それでも物語自体、楽しんで読めるのは、数奇な人生を歩んでいる著者ならではかも。古さがにじむギャグとか、だいぶ変なリアクションとか、逆に楽しめる要素も多い。後半戦も期待してます。

  • まんが道1 藤子不二雄A 中央公論

    まんが絵が好きな小学生の二人だ出会い
    そのままコンビを組んだ稀有な人生を綴った話
    これほど性格が違う二人が
    一つの物語を紡ぎ出す面白さが作品に現れたのだろうか⁉
    ドラえもんが好きで色々物色してきましたが
    やっぱりドラえもんに勝るものはなさそうです

  • 藤子不二雄の少年期。
    昔懐かしい。
    漫画への情熱と、日々の悩みが鮮やかに描かれる。

  • 熱量がスゲエ。時代感じるなあ。

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