- Amazon.co.jp ・マンガ (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122026384
感想・レビュー・書評
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本書のような自叙伝は、本当に注意して読まないと全てを誤読する可能性がある。作者は作劇のためできる限り自分自身を卑下して描く。いわずもがな読者に共感を与えるためだ。
だが、ぼくたちが安易に共感できるような人間ではないことは、説明せずとも自明である。
実際にバンバン賞を取っていく「足塚」は、才野だけでなく満賀も同様の才人であることを表している。
こういう類の自叙伝は、共感をベースに読み進めてはいけない。
天才が世に出るまでの軌跡として読んでいくべきなのである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とにかくもう、この2人が富山の同じ場所で育って、
同じ志を持って漫画家を目指してくれたことに、
心から感謝したい。
この巻では、後の藤子不二雄誕生の瞬間が
描かれていますが、心の中で「やったー!」っと
万歳三唱でした。 -
進路を決める高3。2人は相変わらず、マンガ書きに熱中。上京のための資金稼ぎに、大人向け雑誌への投稿。勝ち抜くために合作を決める。ペンネームは憧れのあの人に因んだもの。3学期。漫画家にまっしぐらの決意が固い才野。叔父の勧める新聞社に揺れる満賀。…高校3年生というのは大きな岐路に立たされる1年である。進学か就職か、どこの大学か、どんな職業か、故郷を離れるか、留まるか。卒業があり、別れもある。後から思い起こす時、青春の青さのピークがここにある。過ぎた後、人生の景色は大きく変わる…次巻へ。物語はその先に行く。
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すごい。
事実おもろ。 -
藤子不二雄A氏の自伝的大河コミック、第二巻。
同級生に意地悪されたりしながらも、友情を深めていく。
[more]
(目次)
立志編
ふたりだけの雑誌
漫画少年
ときめきの雪
期待と不安
あたらしき門出
ある挑戦
あたらしき画風
元旦の決断
貯金通帳
進むべき道
ノートの重さ
入社試験
狂乱の一夜
春がきた・・・
黒い霧
秘密と友情
「まんが道」三浦朱門 -
一巻に続き面白い。解説が三浦朱門でびっくり。(13.9.22)
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合作に至るまで。2人とも情熱が半端ではない。手塚の先進性にも驚くが更に劇画を見越す者など熱い。
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みちおの人間臭さ、わかるなぁ。共感してしまう。
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今や世界に誇る日本文化=漫画・アニメ。
その礎を築いた藤子不二雄氏A氏とトキワ荘に集う多くの仲間達。
藤子不二雄氏A氏による自叙伝的長編漫画の全14巻。
このシリーズの続きは、『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』として、現在も執筆・連載されています。こちらも是非!