魯山人書論 (中公文庫)

制作 : 平野雅章 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 48
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026889

感想・レビュー・書評

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  • 字がうまくなれたらいいな♪という軽い気持ちで読んでみたら、
    独自の芸術論が展開されていて、惹きこまれました。

  • 現代の書、換言、書壇ということになると思うのだが、その問題点を的確に指摘しているという所は評価できる。

    ただ魯山人自体の字に臭みを含むものがあるし、魯山人の評価する書も独断的なものであって、すべてに感心するとはいかなかった。

    読んでいて思い出したこと。普段筆で字を書かない人に書いてみてと頼むと、書いた後の感想は「人格がばれる」であった。正直な感想だろう。書の怖さはばれることにあるのだ。それが楽しさでもあるのだけれど。

    「体裁はって如何にも格好良く書いた時はかえってそれが死作になっている。体裁の良い字というのはこれは必ずしも良い字ではなくて、要するに書道趣味者の眼を喜ばせるだけのもの」

    「芸術というのは理性のみのい産物ではない。技巧の練達は技神に入るということで、図らずも想像以上の実力がでる。技巧があるところまで達すると精神的なものになってくる」

    「書家に芸術を解するところがないために書道を誤認している」

  • 47夜

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著者プロフィール

北大路魯山人 (きたおおじ ろさんじん)
料理研究家・陶芸家・書家=本名房次郎。1883(明治16)年、京都・上賀茂神社の社家の次男として生まれる。1904(明治37)年、日本美術展覧会の千字文の書で一等を受賞。その後、篆刻、陶芸に手を染める。19年には古美術商を営むかたわら、会員制の「美食倶楽部」を発足させる。25年には東京麹町に、当時のセレブを対象にした日本料理の料亭、星岡茶寮を創設、顧問兼料理長に就任。26年、北鎌倉の山崎に窯を築き、星岡窯と称した。料理と陶磁器と書に鬼才を発揮、新境地を開いた。美食に人生をかけ、美的生活に耽溺した。1959(昭和34)年12月21日、好物のタニシのジストマによる肝硬変で死去。

「2020年 『魯山人の和食力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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