まんが道 (8) (中公文庫 コミック版 ふ 2-33)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年9月18日発売)
3.93
  • (12)
  • (14)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 131
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027107

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 東京生活の下宿は二畳一間。長机に2人並んでマンガを描く。机をどけないと布団も敷けない。寝るのも2人一緒が必然になる。駆け出しの仲間が集い、合作を決める。草野球を楽しみ親睦深める。別れたあの娘も上京。再会のデート。仕事の依頼はそこそこ来る。評判まずまず、順調な滑り出し。ただ、キャッシュフローが間に合わない。原稿の入金前に下宿代の締め切りが来る。馴染みの記者の意気な計らいで一時をしのぐ。…決して裕福ではなかったが、情も厚かった時代。現在、多くの秀逸な作品が味わえているのは、そういう背景もあったからと認識する。

  • 東京での生活の始まり
    二畳一間での下宿生活の始まり。
    この時代の森下って
    新宿線も大江戸線もないんだよね
    両国駅から森下の辺りまでずっと歩いていたのかぁと思いながら
    実際の距離を測っていました。
    両国駅はもっと昔からあったんだね
    あの道を歩きながら
    いろんなことを考えて
    現実と漫画の間の面白さ

  • 満賀と才野はいよいよ満賀の両国の親戚の家に下宿を始める。あさり屋が毎朝大声で「あさりい〜あさりお〜」と呼ばわり、朝食はあさりの味噌汁と納豆が出てきて驚くというエピソードはおもしろい。北陸は関西圏に近いのだろうか。
    他方、いよいよ東京での活動が開始され、精力的に仕事をしていくもなかなか安定的な収入にありつけない二人。
    これからどうスターダムに登っていくか楽しみだが、いまの頑張っているがなかなか芽の出ない二人をもう少し見ていたい気もする。

  • いよいよ上京するも、出版社で「早すぎたのでは?」と言われショックを受ける。

    が、この巻のハイライトは、好きなことに賭ける仲間達との出会い、つまりは、新漫画党の結成だ。

    「まんが道」には、映画を観に行く場面もたくさん登場するので、映画ガイドにもなるのかも。

    [more]
    (目次)
    青雲編
     自活
     両国へ
     仮の宿
     早すぎた上京
     最初の徹夜
     ヒマラヤの雪男
     セミ・ドキュメンタリー
     予期せぬ展開
     ぼくらの時代を
     新漫画党
     場外ホームラン
     たいやき一匹
     厳しい現実
     ピンチ
     悲哀
     少年クラブ
     南部戦線異常あり

  • 運も実力のうち、か。でもその運だって実力がなければ舞い込んではこない。たとえ舞い込んできても実力がなければ活かすことなんてできないんだよな

  • 今や世界に誇る日本文化=漫画・アニメ。
    その礎を築いた藤子不二雄氏A氏とトキワ荘に集う多くの仲間達。
    藤子不二雄氏A氏による自叙伝的長編漫画の全14巻。

    このシリーズの続きは、『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』として、現在も執筆・連載されています。こちらも是非!

  • 途中のこの巻から読んだので詳細は分かりませんが、絵の影がインパクト強烈というかギャグ漫画みたいで自然と笑えてしまいます。
    青春の熱き書で当時の漫画家の崇高な姿に感動します。

  • 高岡などを舞台とした作品です。

  • 遂に上京した二人。
    主にトキワ荘の仲間で“新漫画党”を結成する。

全8件中 1 - 8件を表示

藤子不二雄Aの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×