まんが道 (12) (中公文庫 コミック版 ふ 2-37)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年11月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027558

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  • 今まで快調に締め切りを守っていた才野と満賀が、実家に帰って休暇を取った瞬間、立て続けに締め切りに間に合わなくなってしまう様は戦慄する。明らかに許容量を超えた仕事をこなしていた二人だが、緊張の糸が緩んだ瞬間すべてが崩壊していく。
    しかし、彼らはここから挽回していく。その生命力は凄まじい。もちろんテラさんや理解ある編集者の支えがあってこそだろうが、その不屈の精神は感嘆に値するだろう。
    だが、ついに「漫画少年」が、、、というところで本巻は終わり。なかなか一筋縄に復活!というわけにはいかないらしい。

  • 仕事に大穴をあけた満賀と才野。
    叱りまた励ましてくれるテラさんは人格者。

  • 締め切りを守る大切さと大変さ
    締め切りが一つならば
    なんとかなるものも
    その締め切りが重なってくると
    守り続けることが大変になってくる
    ギリギリのバランスで守れていたものが
    少しだけ崩れてしまうと
    立て直すことが難しい
    約束をした以上、責任があるのだけど
    その責任を果たせないとなった時に
    何ができるか
    誰もが失敗する中で
    何ができるのか
    わかっていることを続けられる
    それに気づかせてくれる仲間がいることの大切さ

  • 帰省中のやらかし、あれは2人でなければ確実に飛んでいたと思う。
    色んな偶然が重なって天才も生き残ったのだなあとしみじみ。
    そして漫画少年編集部に誰もいない…!?

  • いよいよ最大のクライマックスを迎える。
    仕事での大失敗をしでかすも、仲間の友情や編集者の救いの手などで再起を図ろうとする二人。

    [more]
    (目次)
    青雲編
     手塚先生のピアノ
     鉄拳の怒り
     連載5本
     「漫画少年」のピンチ
     お祝い
     帰郷
     大凶
     締め切りの恐怖
     とざされたまんが道
     帰京
     とるべき道
     最終回
     タコ
     くる者去る者
     絵物語
     十字架上の英雄

  • 異端な巨匠が描くクリエイティブな世界の締め切りの厳しさ。

  • 怖いなぁ……でも仕事に対する「責任」というのは一度は経験しないと分からないものなのかもしれないとも思う。特に漫画というのは普通の仕事と違って物語を作り出す仕事だ。毎月毎週締め切りに追われるプレッシャーの大きさは想像もつかない。

  • 今や世界に誇る日本文化=漫画・アニメ。
    その礎を築いた藤子不二雄氏A氏とトキワ荘に集う多くの仲間達。
    藤子不二雄氏A氏による自叙伝的長編漫画の全14巻。

    このシリーズの続きは、『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』として、現在も執筆・連載されています。こちらも是非!

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