新選組始末記―新選組三部作 (中公文庫)

  • 中央公論新社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027589

作品紹介・あらすじ

確かな史実と豊かな巷説を現地踏査によって再構成し、隊士たちのさまざまな運命を鮮烈に描いた不朽の実録。新選組研究の古典として定評のある、子母沢寛作品の原点となった記念作。

感想・レビュー・書評

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  • 新選組、血みどろのイメージ。
    歴史上ではいろんなエピソードあるけれどそれぞれはまあ面白いのだけれど、やはり感情移入ができない。血まみれ過ぎて。

  • 感動しました☆
    この本を読んで感動&びっくりしたところはなんと新選組の生き残りの方々にお話を伺っている、ノンフィクションだということ!島田魁、斉藤一、その他…果ては近藤勇のお妾さんまで…これは貴重だと思いました!
    ノンフィクションなだけに人柄などがすごく出ており、出頭する際の近藤勇や、函館に行ったときの土方歳三など興味深く読みました。清河八郎のその後も全く知らなかったので中々面白かったです。続編も読もうと思いました。
    作者の祖父が彰義隊だったとは…そこも感動☆

  • 久々の再読。新選組研究書の嚆矢。最初の出版は昭和3年で、まだまだ新選組といえば、勝てば官軍の薩長閥が作った歴史の上では悪役だった頃に、彼らの仕事ぶりが見直され、正当に評価されるようになったきっかけは間違いなくこの1冊のおかげ。

  • やっと読めた3部作一作目。
    新撰組の流れについては何度も色々なところで追っているから目新しさのようなものはなかったが、当時の文献と共に様子を説明してあり、読み応えがあった。
    残念なのが、自分の学のなさによる、文献理解が進まないこと。歴史を知りたいのなら、古典から勉強し直すのもありなのかなー、と思ってしまった。

    あまり感情移入をさせない書き方で、俯瞰して当時を想像できて良かった。

    子母澤寛が、なぜ新撰組について筆を取ったのかについても解説に書いてあり、興味深かった。やはり、勝てば官軍、歴史を曲げてまで己を高めあげ、のちに影を落とすような解釈をする薩長のようなやり方は許すまじ。

    一人一人について細かくフューチャーされてはいないが、全体像を把握するには良本な気がした。あと、隊の序列についても毎度書いてあり、さらに出身にまで言及してあるのも痒いところに手が届いているようで、また読みたいな、と思えた。

  • 新選組に係る小説かと思いきや、当時を知る人物の談話や書簡などを蒐集し、新選組の成立と瓦解までを、近藤勇の言動を中心に構成した一種の歴史書である。

  • ※2004.3.21購入
     2004.4.10読了
     2024.6.1再購入@BOOK OFF浅草稲荷町店
     2024.6.23、2004年に購入した本を売却せず残していたことを発見!

  • 2020/08/17-08/26

  • 取材や文献から事実を積み上げて新撰組を描いているのが、他の小説とは違い、新鮮であった。

    組織の始まり、成長、絶頂、人員の増加、分裂、低迷、時代の流れに逆らえない最期。
    どこか、ベンチャー企業の成長物語と最後を見ているような気さえした。

  • 20191208

  • 何度目かの再読。新選組ものの全ての源はここにあるよな。見廻り組との絡みが記されてる書籍を探しているが、なかなか見つからない…

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