パプリカ (中公文庫 つ 6-17)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 385
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122028326

感想・レビュー・書評

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  • これも連載時に読んでる。普段読まない雑誌をわざわざ買ってた。
    終盤の怒涛の展開は圧巻。

  • 夢と現実と戦い

  • ★3.5かな。
    設定というか着想は流石、といったところですが、少々長い。と言うか第二部は若干ストーリーに難があると思う。第一部が歯応えのあるものだけに惜しい、連載のせいなのかな?推敲時間が足りなかったのかなぁ?ともかく現実と夢の不連続性・同一性を取り上げることに終始してしまった感があります。

  • 2014/9/14

  • エィガー一刀両断より
    寝る間を惜しんで読みました
    登場人物の個性が強い
    アニメ映画も観ます
    また読みたい

    「夢はいっぱい見た方がいいのよ。その方があきらかに頭がよくなるの。面白いひとは面白い夢をいっぱい見るわ。つまらないひとはつまらない夢しか見ないの。能勢さんの夢ってどんな夢だか、楽しみだわ」

  • 私は夢と現実の間を歩いているなぁと思うことがある。歩いてる歩いてると嬉しくなるけど言葉にして誰かに伝えられなかった。私にはパプリカの才能がある。

  • 映画の方が面白いな。

    ストーリーは映画と結構違う。

    小説単体としても、設定・発想は良いけどちとながい。

  • 読み終わっても心に残らない一冊。たぶん夢オチだからだろう。

    物語後半の展開の速度は読者を夢の中に引き込むようでしたね。
    頭がグワンッグワンした。これは好き嫌い分かれるだろうな。意味わかんねぇ悶。

    読んでいて、ためになるというか、心に残るなって思ったことは「大人の中の子供心」についての描写がよかったこと。

    大人って言っても元は子供だったのだから、いくら堅物であろうと、いくらお偉いさんだろうと心のどこかには子供の部分が残っていて、それが出ちゃうとワクワクしちゃうんだなっていうのが、物語に登場するオジサン達から伝わってきた。

    そういった意味で、心理学って子供を引き出すような仕事なんだなとか考えました。


    もういち度読みたいとは思わないな。

    映画はどうなんだろ?これできんの?期待せずに観てみよう。

    ____

    映画も見たよ

    レビューではアンチも結構いたんだけど、原作厨だな、アレ。
    原作の設定・構成を壊しているけど、妥当である。いや、上手く映画用に再構成している。これを90分で作り上げたのはすげぇよ。

    ただ、初見さんには付いていけないでしょうね。世界観の説明とか人物の説明が詳しくないからね。

    小山内くんのギリシア顔がきちんと表現されていて欲情したww

    BD買ってもいいかなぁ・・・?

  • 面白くて止まらなかった。ラストはそれほどでもなかった。過程がおもしろい。

    なんだか登場人物の行動が常識で考えると不思議に思えることもあり、違和感があった。解説で川上さんが言ってる通り、過度の典型の形なんだろうか。少し違う気もするが。

    でも登場人物のキャラクターは面白いし、題材も面白い。少しはちゃめちゃすぎる感はあるが。

  • 去る2010年8月24日に、今敏(こん さとし)監督が46歳の若さで他界した。その追悼番組として、NHKのBSで「パプリカ」を放送していたので、それを(録画して)観た。

    第一印象は「すごい」の一言に尽きる。
    これだけの心象世界を構築した筒井康隆氏も、それを映像化し見事に描写した今監督もすごいと思った。
    自分には、これを賞賛しきるだけの筆力がない。その魅力を伝えようとすると、全てを語らなければいけない。いや全てを語っても語り尽くせないからである。
    たとえば「彼が語りかける」シーン一つをとってみても、映像で表現される時間以上をかけて膨大な背景の説明をしなければいけなくなる。
    まさに、読者・視聴者が想像力を駆使することで成立している作品であり、その想像力を引き出す演出・構成となっている。

    そして、その後で、やっと、小説「パプリカ」を読んだ。
    当然のごとく、想像力を強く刺激する作品であった。映像を先に見ていたからといって、飽きが来るということはない。
    むしろ、作中の会話などは、映画版での音声で脳内再生されるのが心地よく、声ばかりでなく、シーンそのものも思い浮かべることができた。

    大筋のストーリーは同じであるが、登場人物やその立場など微妙に異なっている。
    別の作品というか、いや、あるいは…どちらかが「夢」なのかもしれない。

    そして、時田浩作と敦子は別の作品(朝のガスパール) でもカメオ出演している。まあ、これは、別の虚構の話である。

    「パプリカ」は実は根っこの部分では、「夢の木坂分岐点」とも同じ流れがあったりして、いろいろと興味深い読み方を経験させてもらうことが出来た。

    小説「パプリカ」を先に読んでから映画「パプリカ」を観た人にとっては、あのシーンは衝撃的なサプライズだったんだろうと、これまた余計な想像をして、にやにやしている。

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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