中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 3500
レビュー : 342
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122028401

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに村上春樹の作品をまとめて読んだと思う。しかも、初期の作品を。

    やっぱり、いいなぁ。

    もう無条件に好きな作家なので作品についていろいろ語るつもりもないのだけど、あえて言うと、わたしは最近の作品より初期の作品の方が好きみたいだ。

  • 最近子どもが「中国人と話した!」と夢中になって話すのを聞いて、この本を思い出した。

    正直、村上春樹は苦手。読後に余韻じゃなく疲労が残る。短編集でも、それは同じ。

    「午後の最後の芝生」
    消えた存在に思いを馳せずにはいられない意味深な空気。

  • いい雰囲気

  • あまり時間を使わずに始めから終わりまでしっかりと読み切れる作品が集まっており、どの一篇どの一文にも豊かすぎる比喩が用いられている。現実をちょっとした奇想へ転化するメタファーが身体に満たされるのを心地よく感じながら、主人公を務める男らの孤独や青春の葛藤を読む。そしてそれらは他ならぬ平凡な日常に根付くものであったことに気づかされる。著者による大いなる意志のさりげないセンテンスへの忍ばせ方を楽しむ短編集ではないだろうか。

  • ぱらぱらと読む。
    読んだそばから忘れていく。でも読んでいるうちは引き込まれる。
    今は自分に余裕がないから感想とかでてこない。でも読んでいると時間が過ぎてくからよい。

  • もちろん時は全ての人々を平等に打ちのめしていくのだろう。

    彼らはもう何時間もそのように待ち続けていた。闇が少しずつ現実を溶解させていたった。何もかもがずっと昔に、どこか遠い世界で起こったことであるように思えた。あるいは何もかもがずっと先に、どこか遠い世界で起こりそうなことであるようにも思えた。

  • ひさびさの村上春樹作品。長篇はすべて読んでいるのに、どういうわけか著者初の短篇集である本作はまだ読んでいなかった。あいかわらず独特の世界が展開していて楽しいが、なかでもとくに嬉しかったことは、あの「羊男」が登場することだ。まったく予想していなかったのでビックリしたが、調べてみるとどうも、ほかの未読作品にもいくつか登場しているようである。そちらも随時読み進め、羊男の魅力を存分に味わいたい。さて、本作の話に戻るが、個人的には「カンガルー通信」や「午後の最後の芝生」が好きだ。言葉にしてうまく語るのは難しいけれど、とにかく独創性に満ち溢れていて読んでいてすごく心地が良い。やっぱり、わたしは村上春樹が好きなのだ。

  • 初の短編という話だが、すばらしい作品ばかり。一番好きなのは芝生刈りの物語。よかったです。

  • 面白いような気もするが、
    何が言いたいか、
    文章にどういう意味があったかは、
    俺にはわからんかった。

  • 最初に読んだのは25年以上前(歳がバレる)ですが大好きな短編集。
    これに入ってるのはどれも好きです。
    わたしは村上春樹は断然短編が好きです。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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