女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (3) (中公文庫―コミック版)

著者 :
  • 中央公論社
3.81
  • (4)
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 69
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122030794

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 古代の王朝はイロイロあったかと思うのですが、さすがに仲麻呂の母子への扱いはちょっと理解に苦しむ…。孝謙天皇がやっと目覚めてくるあたりだが、けっきょく、政治というより、男と女に痴話ゲンカに回収されてくるあたり、やや失速ぎみかも。

    しかし、この時代は官僚制度が整いつつあったので、けっきょくトップは女でも良かったのだろうな。いまでも女性天皇がやたらと叫ばれているけれど。この孝謙天皇の話は、女が上位についても成り上がりの男に利用されるだけという説を補強してしまうのだろうな。

    光明皇太后が亡くなった直後の阿部(孝謙上皇)のぞっとする冷たさにぞくぞくする。里中ヒロインのこの目つきはクセになる。

  • 阿倍さんは孝謙天皇になったけど、あまりにも世間知らずなお嬢さんとして描かれていました。
    彼女に取り入った寵臣(藤原仲麻呂)が出世しまくりで、ちょっとお約束過ぎる展開に。
    かなりアホくさい…。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

里中 満智子(さとなか まちこ)
1948年、大阪市生まれの漫画家。大阪芸術大学教授。
1964年に第1回講談社新人漫画賞を受賞、16歳でデビュー。そのため、大阪市立桜宮高等学校を中退する。
日本書紀からギリシャ神話まで、スケールの大きな物語を数多く手掛け、漫画や文化の普及に向け多くの活動に関わっている。
代表作として『天上の虹』『海のオーロラ』『アリエスの乙女たち』『あすなろ坂』ほか多数。1972年『あした輝く、姫が行く』で講談社出版文化賞、1982年『狩人の星座』で第6回講談社漫画賞、2006年に日本漫画家協会賞文部科学大臣賞をそれぞれ受賞した。

里中満智子の作品

ツイートする