今夜は眠れない (中公文庫)

著者 : 宮部みゆき
  • 中央公論社 (1998年11月発売)
3.34
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  • レビュー :109
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122032781

作品紹介

サッカー少年の僕と両親、平凡なはずの一家に突如暗雲が。「放浪の相場師」と呼ばれた男が、母さんに五億円を遺贈したのだ。お隣さんや同級生の態度が変わり、見知らぬ人からの嫌がらせが殺到、男と母さんの関係を疑う父さんは家出-相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?壊れかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と、真相究明に乗り出した…。古川タクの描き下ろしパラパラマンガも収録。

今夜は眠れない (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • H29.03.24 読了。

    続編「夢にも思わない」を先に読んでしまって、個人的にはいまいちだったものの、前作があると知って気になっていた一冊。

    正直、「夢にも思わない」「魔術はささやく」も楽しめなかったので、自分に合うかどうか不安だった。
    が、読んでみると、面白い!
    殺人事件ではないのに、ミステリー。斬新。

    中学生の気持ちを見事に表現できているかというと、そんな中学生いないよ、とは思うけれども。

    最後もすっきりと終わっていて、この二人のシリーズをもっと読んでみたくなった。
    が、二作しか出ていないのが残念。
    また、他の宮部みゆきさんの作品も読んでみたくなった。

  • おもしろかった!曲がり角が何度も何度も続くので、次はどんな景色が見えるんだろうとわくわくしながらあっという間に読んでしまいました。
    大人と子供の境界にいる主人公が、事件を通して逞しくなる…私の好きな、宮部さんの得意技が見られました。(でもそれをメインとしたお話は少ないんだよなあ…)
    親がする子供扱いとか、子供たちの世界とか、子供から見る大人(親)とかの描写がたまらん。
    ヒントをたくさん出してくれているので、自分でも謎解きしつつ読めます。
    しっかしお金は怖いねえ…

  • サッカー少年の僕と両親、平凡なはずの一家に突如暗雲が。「放浪の相場師」と呼ばれた男が、母さんに五億円を遺贈したのだ。お隣さんや同級生の態度が変わり、見知らぬ人からの嫌がらせが殺到、男と母さんの関係を疑う父さんは家出―相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?壊れかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と、真相究明に乗り出した…。

  • 比較的初期の作品で、初出は1992年2月だそうです。

    同じように初期の作品、例えば、「心とろかすような―マサの事件簿(http://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4488411010)」などには古さを感じることはなかったのですが、この「今夜は眠れない」はちょっと厳しいです。

    まずは、携帯電話。このお話のトリックの主要部分は、携帯電話があるとほぼ成り立ちません。中学生でも6割以上がスマホを持っているらしい現在では、「携帯が全く普及していない頃のお話」であることは頭でわかっていても、どうにも話の展開がまどろっこしくてなりません。
    その他、中学生とハンバーガーショップには行っていきなりタバコを吸い出す刑事…この15年で喫煙に関する常識はずいぶん変わったことを改めて思い知ります。今だったらあり得ない行動ですよね。相続した遺産の5億円も、今となっては微妙に少ないかも。

    そして、何より、ものの考え方。…何と言えばいいのか、モラルとか、常識とかが今のものとはずいぶんかけ離れているように思えます。結婚前に自分以外の誰かと付き合っていたのではないかと夫婦で揉めること、現在進行形で浮気をしている夫の気持ちを確かめること、棚ぼたで遺産相続を受けた一個人の名前や顔が週刊誌に晒されること…いずれも、今ではちょっと考えられないようなことです。
    携帯などの道具立てが古いのはまだ「頭でわかる」ことができますが、ものの考え方…文化、って言うのでしょうか、それが違うともうお話に入り込めません。

    ところで、この本は中公文庫と角川文庫の両方から出ています。自分が読んだのは、表紙イラストが初出と同じ古川タクで、さらに「パラパラ漫画」がついている中公文庫版です。何となくちょっとだけ得をした気分になれます。

  • 母に5億円の遺産が手に入ることとなったが・・・

  • ちょっと異色な宮部作品かな。ライトな感じで一気読みできました。

  • 5億円という大金に目が眩み、ストーリーとかオチがもはやどうでもよくなり、お金のことが気がかりで今夜は眠れない。プライスレスな家族の絆もさすがに5億円も積まれてしまうと実際皆さんどっち選びます?うーん。とりあえず小説として、5億を凌駕する感動家族エピソードが微妙に微妙だから、イマイチ盛り上がりに欠けるのです。致命的です。傍から見る限り、あんな親父より5億のほうが‥むしろ価値は果たしてあるのか‥。そもそも、僕の覚えている限り、こんな風に規模がクライマックスに向かって段々小さくなっていくストーリーって大体佳作どまりな気がします。さすがの宮部みゆきさんにもこの壁は越えられなかったってことです。

  • このガキども、漫画、名探偵コナンを連想したらば文中にいみじくも幼形成就なる言葉が出てきて納得。宮部ワールドに新キャラ登場。でも何だかしっくりこない。子供は子供らしくいて欲しい。読み手と書き手の相性は間違いなく存在するがくれぐれも流行作家にならぬよう宮部さんに切望する。

  • 子供向けって感じで軽く読めた。島崎は何でもわかり過ぎ。犯人の印象は初めから強かったけど、あれだけでは伏線として弱かったなー。

  • 5億円!?でもやっぱりそんなおいしい話はないよねって話。

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