- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122035645
感想・レビュー・書評
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エルメスの5代目社長から直々に依頼されて描いたという、マンガによるエルメス社史。
私はエルメス製品にはまったく縁がないし、仕事上の必要がなければ読まなかっただろう。だが、予想以上に楽しめた。
馬具職人だった創業者の話から説き起こし、馬具屋としての隆盛→馬車の時代の終焉を受けてのファッションブランドへの転換など、興味深いエピソードが並ぶ。
「エルメスの社史を通したフランス近現代史」として読むこともできる。
フランスに思い入れの強い竹宮惠子だけあって、力作になっている。 -
これめちゃ良かったなぁ。エルメスというブランドの本質がどこにあるのかがよくわかる。ブランドとは何か、会社とは何かを考えさせられる。
エルメスの商品を使うというのは、その歴史を纏うってことなんだなぁ -
エルメスが社史をコミックで。エルメスらしいといえばらしい。前エルメスジャポン社長の斎藤さんが対談で言っていたので、読んでみた。エルメス家の歴史だし、本社の協力がある本なので、いいことと苦労話が多いが、ブランドを理解するのに役立つ。手仕事展をバーチャルでやっていたということなのかも。エルメスでは新入社員必読の本だと聞く。ブランドというモノを理解するにはいい参考書だと思う。
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アイディアと技術と商才と時代の波に乗れるか、先見の明が必要とゆー話。
ケリーバッグは鞍用のバッグだったんだね!鞍用のバッグて今もあるのかな?欲しい。でも鞍自体重いのに、鞍用バッグも本革で鞍よりデカイとなると相当重いだろな…家来が必要…。 -
ここまで伝統や職人の技術を強調する物語となると、本当にビジネス史ではなく文化史としての社史だなぁ。
読みやすかった。 -
エルメス入社研修の時にも読むそうです!
エルメスは秘密主義ですので、
社史について、ここまで詳しくかかれているものは中々ないそうです。
ちなみにマンガです。かなり読みやすく
1時間もあれば読めます。 -
エルメス公式社史を日本人漫画家が描いてる。
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パリの馬具屋に過ぎなかったエルメスは、いかにして世界的ファッションブランドとなったか。
エルメスからの依頼で描かれたため、多少「よいしょ」の香りも感じられるが、分かりやすく丁寧にエルメスの社史がまとめられている。
どんなにファッションブランドとして巨大になっても、馬具作りを止めないという姿勢が素敵。職人気質への憧れがくすぐられます。
また、エルメス社から提示された執筆者の条件が「馬に乗れる人であること、馬が描ける人であること」だったというエピソードもこだわりあってかっこいい。