本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784122035720
みんなの感想まとめ
日本語や言葉の美しさを深く探求するエッセイ集で、著者の日本語への造詣の深さに感銘を受ける作品です。アメリカ人の著者が、戦争を生き抜いた経験や文学との関わりを通じて、言葉の持つ力や文化の理解を語ります。...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
筆者はアメリカ人の日本文学研究者。『日本文学史』という古代から現代まで7巻あまりの大著があり、私が高校で日本文学史をおしえるなんてことになっちゃったときに、大いに参考にさせてもらいました。だから、アメリカ人とはいえ、日本語・日本文化に対する造けいの深さは舌を巻くものです。はあ、この本を大学時代に読んでいたら、もっと日本語に興味を持って、もっとちゃんと勉強したかもなあ…。
-
中公文庫 ドナルドキーン 日本語の美
日本語や言葉に関するエッセイ。母国語以外の言葉を巧みに使える著者に驚く
戦争を生きた著者の言葉「逃亡することは、私としての唯一の生き方だった」が印象に残った。「映画→世界地図→漢字→源氏物語 」といった著者の逃亡遍歴は興味深い
司馬遼太郎 の博識を「人本主義」の現れと捉えた点は なるほどと思う。そういう人間理解の姿勢が 読者を捉えるのかと思った
「国際人志願の方々へ」というエッセイに「国際人は 外国人に対して、異人意識を持たない、外人も同じ人間であり〜日本文化を正しく理解できると認める」とある。国際人でなくとも、その通りと思う
「技師の義姉の義歯」というエッセイに「同音異義語が多いことは、日本語を覚える楽しみ」とある。漢字の面白さでもあるように思う
「日本文学に期待するもの」
源氏物語〜が描いた世界に逃避して大いに慰めを得た。逃避することは〜恐ろしい出来事を忘れることができたし、人間に対して一縷の望みを抱くようになった。文学にはこのような機能がある
-
徒然な所感、三島由紀夫や阿部公房、司馬遼太郎などとの交流、トルファン・敦煌旅行記など、魅力ある内容のエッセイ集。翻訳者の手を借りず、氏が自ら日本語で執筆したのだそう。優しく温かみのある筆致。
-
外国人である著者が日本語で書いた日本語や日本に関してのエッセイ。
司馬遼太郎や中村紘子といった各界の著名人とのエピソードから方言についてまで様々なテーマを扱っていて面白いです。
特に印象に残ったのが三島由紀夫のこと。
弁当は食べるものじゃなくて使うものらしい。
あと。
昔、起承転結の勉強のために天声人語を読めと言われた記憶がありますが。
このエッセイもかなりわかりやすく起承転結になっています。
さすが文学者。
…ただ、内容は天声人語より難しいけど(笑) -
ドナルドキーン氏の著書、2冊目。
作者にとって学問=人生であり、逃亡するためにしたことも「目的地のないものではなかった」と述べており、人生の妙を感じた。久々に何歳だから云々を忘れ、個人の人生の意味を考えるきっかけになった。 -
たしか、この人は戦争に行った時に日本人の遺品の中の日記を解読する役目を担っていて、そこに書かれた日本人の人間らしい感情に強く惹かれて終戦後日本に渡ってきて、日本語や日本人、日本の研究をするようになったと記憶している。本の中では日本の言葉、歴史、風土に研究者としての知識の広さを遺憾なく発揮している。この人の日本語は綺麗だ。
-
ドナルド・キーンさんの著書を読むと、日本語をもっと知りたい、大切にしたい、綺麗な言葉だなあと思えるので、好き。
-
ドナルド・キーンさんの著書をはじめて読んだ。
日本に魅せられて、日本人になってしまわれた
文学者ということで、キーンさんにとても興味が
湧いたので。確かに日本や日本語についての考察
が欧米的という気がしない。キーンさんの言葉に
日本情緒を感じる。 -
米国人であるキーン氏が日本語で書いたエッセイ集。キーン氏の博学多識には驚嘆するばかり。
-
キーン氏のユーモア感覚は尋常ではない、大真面目な文章の中で突如笑わせる手管は最高。
-
ドナルド・キーンの自伝のような。司馬遼太郎、安部公房、三島由紀夫などの作家との交流が興味深いです。
-
ソ連旅行した筆者がロシアの空港で、日本語課のソ連人と日本語でやり取りする場面「折角、遠い所までおいでになってくださいましたのに、何のお構いもできませんでした。」
と言われ、筆者が「いいえ。身に余るほどのご接待に当たってお礼の言葉もございません。」
という会話を日本人の旅行者がポカーンとして見ていた所。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
ドナルド・キーンの作品
本棚登録 :
感想 :
