明日は舞踏会 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122036185

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で、
    海外文学のところになぜか置いてあって、
    ハテナ?と思いながらも、
    鹿島先生のことは好きなので、ふと借りてみた。

    これがまた大当たりでねえ、やっぱり買っちゃおうかしらん?
    海外文学のコーナーに置いてあった意味もわかった。

    これを読むと十九世紀のパリの上流階級の暮らしが
    よくわかり、それによりそのころを扱った作品も
    より楽しめると言う訳だね。

    修道院の寄宿舎や舞踏会、オペラ鑑賞、お散歩について、
    「実際の意味」と言うのが別にあると知った!

    紹介される作品もどれも読みたくなる。
    (さっそく「ボヴァリー夫人」を買ってきちゃった)

    どの分野においても、
    面白おかしく、わかりやすく教えてくれる
    優しい先生に出会う、と言うのが
    その分野を好きになるかどうかに大いにかかわっていると
    つくづく感じた一冊であった。

    劇場は…「視線の戦場」!ニャハハ、そうですか。

    当時のモード新聞に載っていた、ドレスの挿絵が
    たくさん収録されており、そちらもとても素敵です。

  • 当時のパリの上流階級の女の子(というか女性?)の生活についての本。
    様々な物語りを引用しつつ、エッセーに近い語り口でぐいぐい読めます。
    結婚後の恋愛が自分へのご褒美、みたいな当時の常識とかそういうのが分かるのがすごく楽しい。

  • ファッション•プレートが付いてて嬉しいー

  • 資料用に買った本。
    貴族の日常ってこんな感じなのか・・・!と驚きもありおもしろかった。

    コルセットの話(コルセットの締めすぎがどんなに体に悪いか)はちょっと衝撃的だった。

  • 19世紀パリの社交界、その風俗としての「舞踏会」がどんなものだったかがリアルにつかめる。ただしダンスそのものに関する記述はほとんどない。

  • 十九世紀パリの社交界の生活。

  • 舞踏会。
    女子にとっては夢でもいいから、一度は行ってみたい場所ではないだろうか。
    本書は当時を生きる女子の目線からの、
    社交界・恋愛・結婚・人生を描く。
    これを読めば、私達も一緒に舞踏会の舞台に立てます。

  • 19世紀フランスの女性の生活、文化をバルザックの『二人の人妻の手記』や『ボバリー夫人』『ゴリオ爺さん』などを軸に語っている。おもしろい本である。舞踏会が娘の経済価値を確認する場であることが書いてある。娘の運命だけでなく、一族の運命がかかっているのである。恋愛と結婚生活についても考えさせられる著作である。結婚しても夫と恋愛をつづけるルイーズに友人が書き送った言葉、「幸福で身を滅ぼす」「(恋愛状態は)病気の状態」は深遠であろう。ただし、「フルスロットルの恋愛」を走りぬけて、短い生涯を閉じたルイーズの人生もまた、「愛の天才」と礼賛されている。

  • 当時のフランス貴族の生活が!綺麗なフルカラーイラストがついた本が、この価格で見れるなんて!見た瞬間可愛さで即買いでした。こういうのがイギリスとドイツ、イタリア版もあったらなあと本当思う・・;

  • 面白いです!
    社交界へのデビューに舞踏会までの道のりなど。。。
    いつの時代も大変だな〜(笑)

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著者プロフィール

1949年生まれ。東京大学仏文学科卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。フランス文学者。1991年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、2000年本書『職業別 パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞受賞。著作は他に『「レ・ミゼラブル」百六景』(文藝春秋)、『パサージュ論 熟読玩味』(青土社)、『情念戦争』(集英社)、『渋沢栄一』(文藝春秋)、『失われたパリの復元 バルザックの時代の街を歩く』(新潮社)など多数。書評アーカイブWEBサイトALL REVIEWS主宰。

「2020年 『職業別 パリ風俗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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