ハネムーン (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 2672
感想 : 186
  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122036765

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  • 「苦しみはやってきたのと同じ道のりで淡々と去っていく。 」


    ユニークな家族構成を持つ二人の男女のリリカルでふんわりとした空気の中での痛い、心が痛くなるような切ない物語。

  • 時間がすぎるということはなんてつらいこと
    少しずつゆっくりとまざりあっていく
    忘れたくないこともなにもかも すべて



  • 裕志が繊細でナイーブで痛々しかった。少し前に身近な人が死んで裕志と同じ情緒になった時、もう少ししたらまた大切な人が死んでしまうんじゃないか、怖くて恐ろしくてビクビクしながら生きていた時を思い出して辛かった。
    そんな中で、吉本ばななの表現のところどころでグッと来すぎて心がいっぱいだった、、。
    うーむ、うまく感想書けない

  • よしもとばななさん、この人の美しいものに対する感覚はとても共感できて、泣きたくなる。
    この本読んで、やっぱりそうやと思えた。

    離婚とか不倫とかの話が小説にはよく出てくるけど、私にはそういうことはやっぱりわかんない。
    子どもやからかな。
    でもわかりたくもない気がする。

  • 吉本ばななさんの思いや伝えたいことが表れている一冊なのだろうか。
    イルカの壮大な景色を人間に写しているところがすごいと思った。なんだか心にぐっとくる表現があって、ああやっぱり吉本ばななが好きなんだなと思った。
    彼女にしかない言い回しだったり喩えが本当に好きだ。
    世界を高いところから自分が神様になったかのような視点で見る経験をこの本の終盤にわたし自身、した。
    壮大なスケールで物事を、この世界を見れた気がする。

    こういう気持ちを、こういう本を読んだ時にすごいとしか表現できないのが悔しい。
    自分の、自分だけの言葉で表現できるようになろう、


    涙が流れました。
    終盤のオリーブのところで、。

    「たった一匹の小さな犬なのに、今になってこの人生にオリーブが、人生の中でとても大きい存在に驚く。」

    「そんなに長くは生きない小さな犬に生きる力をもらったものもいる」




    「あんまりにも心がひまだったので」という表現がすき。

    心がひまー心が忙しい
    新しい言葉。


    心がいっぱいで、胸がいっぱいです。

  • いつものじんわりとかあったかい光よりは
    ずっと深くて暗くて底の方をさまよう心地がした。
    でもきっと、そんなところから
    仰ぎ見る空や光や生きている証が
    この世界をとてつもなく美しくしている、
    そういう感じがした。

    最後まで読んだら
    急にタイトルがしっくりきた。

  •   よしもとさんの描写には常に優しさを感じることができて、私はそれがものすごく好きです。特に独特の美しい色の表現は、リアルな描写の中に絵本のような温かみを感じさせてくれます。

      どんなに二人が一緒にいても、家にいた時は二人の間に常に感じられた薄く見えない壁が旅先ではなくなり、はじめて夫婦らしさを感じることができた気がします。裕志の胸に抱えていた孤独がどんどんほどけていくたびに、二人の未来に新しい色が加わっていくようで嬉しくなりました。

  • .

  • 忙しない私の日々とはかけ離れた、ゆっくりと時間の流れるこの本に、すごく癒された

    まなかという名前が、世界の真ん中にいるっていう由来で、友人のまなかを思い出した

  • お話の雰囲気や言葉はとても素敵で良いなと思った
    けれど…
    2人の住む世界や流れている時間が現実のものとは違いすぎて(私自身はニートではないし…)共感や感情移入はあまり出来なかった…
    まぁ、物語ですしね

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著者プロフィール

作家。1964年、東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。87年、小説「キッチン」(第6回海燕新人文学賞)でデビュー。おもな著作に『ムーンライト・シャドウ』(泉鏡花文学賞)『うたかた/サンクチュアリ』(第39回芸術選奨文部大臣新人賞)、『TUGUMI』(第2回山本周五郎賞)、『アムリタ』(第5回紫式部文学賞)、『不倫と南米』(第10回ドゥマゴ文学賞)『ハゴロモ』『どんぐり姉妹』『鳥たち』『サーカスナイト』『ふなふな船橋』『イヤシノウタ』『下北沢について』など。諸作品は海外30か国以上で翻訳され、イタリアのスカンノ賞やカプリ賞を受賞するなど、海外でも高い評価と多くの読者を獲得している。

「2022年 『人生の旅をゆく 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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