- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122037526
感想・レビュー・書評
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想像と違う物語だった。
トップが暗愚で権力だけは強いと大変なことになるなと思った。そんな時代、何に対して曲げない芯を持つかで、人心を掴む上司たり得て、後世までも語り継がれる。
かなり美化された情報かもしれないけど、しっかりと周りを把握して、きちんと部下を評価する。間違いを糾す声に耳を傾け、好き嫌いで判断しない。そんな人間でありたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全1巻
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隋の暴君煬帝ようだいの元で戦う美少女木蘭のお話。ディズニーのムーランのモデル。後半の戦友がていぎょくに、かんざしを渡すシーンがロマンチックだったな
(^-^) -
男装をして戦場出るときいて、ファンタジー系で軽く読めるかなと思ったら、なかなかの読み応えがあった、、
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面白かったです☆
時代は隋王朝の煬帝がメイン。
主人公は男装の麗人の木蘭か、とおもいきや、時代が遡ったり、他の登場人物の話になったり。
なので、隋の興隆から滅亡までがだいたい理解できました。
不思議な読みごたえでした。 -
花木蘭の話。時代設定は隋の煬帝。
男装した木蘭は父の代わりに戦場へ………。
読みやすくて面白い。木蘭詩が下敷きの物語です。 -
隋末唐初の戦乱の時代を下敷きに
読み手がキュンキュン胸躍る
ヒロイックファンタジーっぽく
描かれている作品
サクサク読めて
なんとなくその時代の歴史を知った気になれる
楽しい作品だと思いますにゃん -
隋王朝の盛衰を軸に、一人の少女が強く生きる様子を描いた物語。
少女の名は木蘭。老体で身体の不自由な父に代わって従軍します。
ファンタジーだと思って本を開いたので、最初は違和感でいっぱいでした。
三国志や封神演義を思い出すような、史実に沿ったわりと骨太な歴史小説でした。
名前こそ知っていたもののそれ以上は無かった、隋の文帝や煬帝について触れられたのもよかったですし、大国である隋の盛降がわずか40年にも満たない様子には感慨深いものがありました。
「大きな流れの中で、自分個人はどう生きていくのか」といった深いテーマも豪勇たちの間から見えた気がします。
恋愛描写が特にあるわけではないのですが、ずっと男装をしていた木蘭が初めて女性の姿で相方の賀廷玉と会う場面は、少しきゅんとくるものがありました。
京劇にもなっていたり、ディズニー映画(「ムーラン」)にもなっていたりすることからも、この時代を力強く生きた女英雄、木蘭の人気がわかるようです。
こういった他国の物語を日本語で書いてくれる人がいることに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当はその国の言語で読めるのが一番だと思うのだけど、なかなか難しいですものね。 -
もっと木蘭と玉廷の恋模様が読みたかった・・・!
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年老いた父の代わりに従軍した少女、花木蘭の物語。
作者は銀河英雄伝説でおなじみの田中芳樹です。
この物語は有名で京劇にはもちろん、Disney映画にもなっています(ムーランって名前です)
時は中国を統一した隋の時代。
隋の皇帝は意にそぐわぬ高句麗(韓国)討伐に向けて全国から百十三万もの兵を集めます。
木蘭はその戦いに、年老いた父の代わりに男装して戦場に向かうことを決心するのです。
戦いは苦しい物でしたが、木蘭は相方となる賀廷玉(が ていぎょく)と出会い見事に武勲を挙げます。
しかし同時にそれは女には戻れぬ意味でもありました。
そして隋の栄華から衰退に巻き込まれ木蘭たちのドラマは進みます。
この小説ですが、主人公の木蘭以外にも多くの英雄、好漢が現れる水滸伝のような話で、手軽な割にはとっても読み応えのある歴史小説になっています。
ただ、歴史小説には全体的に言える事なのですがある程度街の名前を聞いて、それが大体どこらへんの位置なのか分からないと、ちょっと混乱するかもしれません。
子供の頃にこの作品を読んで、そんで木蘭って名前が気に入ってそれ以来ゲームのキャラクターに使ってます。
(私はRPGのキャラクター名を変更する派)
ちなみにFF7のエアリスの名前をモクランにしてたのですが、エアリスは途中で殺されちゃう役だったので微妙にショックでした(´・ω・)・・・・。