男というもの (中公文庫 わ 6-17)

著者 :
  • 中央公論新社
3.58
  • (10)
  • (16)
  • (32)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 207
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122037656

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 男女のことを理解されてる渡辺淳一さんだからこそ、語れることだと感じました。
    男女の違いを理解したい方、男とはなんぞやと思ってる方、一度手にしてみて下さい!

  • 言えてるような、云えてないような。人それぞれですから。

  • 「男というもの」という本を読めば読むほど不快を感じる。とくに「処女」と「浮気」に関しての二つの論を読んで不快を超えて可笑しくなってしまった。

    「処女願望」の論について、男性は処女を欲しいというのは「他の男性と比べてプレッシャーを感じるからいやだ。処女のほうが純粋で性的なことがわからなくて、自分が緊張でまずくなってしもうとしても相手に責められるや見下されることなどがないから、気楽にできる」ってことである

    相手が処女ではない場合で、男性はセクッスを行う間、ずっと他の男に負けない気が抱いたり、自分の表現を気になったりすると気楽にできず、結局“不能”になってしまう傾向がある。さらに、現場でうまくいかなかったせいで、自分のプライドを傷つき、これから男女関係に対して興味が失ってしまう恐れもあるっということである。

    これを読んだと「は?よくもそんなことが言えるね?」と思ってしまった。「男性のプライドって割れ物なんだな」ってこの本で初めて勉強になりました。
     
    しかしながら、そもそも女の体は男の戦場ではないし。さらに自分が好きな人に対して、愛情を深めるために行為を行う場合は決してあんな風に考えることはない。逆にずっと勝ち負けばかり考えでる男は劣等感を感じるのは当然で、まさに自演自得だと思う。
     
    まあ、この本が素晴らしいね、落ち込んでる時に読むのはおすすめしますwwwww、笑ちゃうからね。

  • 【里帰り読書③】
    ユキコ道の正しさを男性の側から紐解いている本。

  • エロチックな小説で主婦層に人気のある作者が、男の性的生理についてマジメに語った内容。この本を読んで男ってとてもウンザリする動物だと思ったのは私だけ?

  • 男の行動がわかる
    女性にも読んでもらいたい
    男のいいわけを見破れ!

  • なるほどー、納得。
    書かれてから時代は少しずつ変化してますが、
    男も女も人間てなにも変わってないし、これからも変わらないんですね、
    きっと。

    いっそ結婚制度のあり方をがらりと変えていただきたいですな。
    女の忍耐なくしては何も成り立たない制度なんだからなー。

  • そんな妻たちは、夫が定年になり、毎日家にいるようになると考えただけで憂鬱になります。しかし夫たちは、長年家事に見向きもせず、妻に任せきりであったために、自分一人では何もできず、「お茶をいれろ、おかずが足りない」などと、文句を言うだけになりがちです。
     だが、時すでに遅しというか、妻たちは、習い事やボランティアで外出することが多くなっていて、夫が一日中家にいると拘束されたような気分になる。しかもいきいきと遮光をする妻に対して、夫は嫉妬心をいだき、出かけようとするたびに、「どこへいくんだ」「帰りが遅い」と文句をいうようになる。縦社会で生きてきた夫たちは、近所の人たちともうまく付き合えず、いまさら社交を拡げることもできず、いっそう妻にしがみつくというわけで、問題はさらに深刻になっていきます。

  • 「いずれにせよ、恋愛が一種の非日常だとすれば、結婚というのは、お互いに何もかもさらけ出す日常そのものなのですから、・・」・・やがてはその日常の中から去って行くという人たちもいる。その日常から去り、「傷ついても立ち直る英知があれば、傷はむしろ人生の宝に」なりえる・・。「男の人生の原点が社会生活に」あり、「・・建前と本音の両方があることを、男たちは当然のように受け入れて・・」いる。最近は女の人生も社会生活にある人も多く、建前と本音の両方があることを女たちは当然のように受け入れている人もいる。・・「男」を知る上で読んでおいたほうがいいかも・・、しかし、全部ではないと思う・・。

  • 恋愛小説の大家の至極のエッセー。男である自分を見事に言い当てられた気分。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺淳一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
奥田 英朗
ジェームズ アレ...
渡辺 淳一
白石 昌則
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×