- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122038158
感想・レビュー・書評
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「おとうさんおかあさん、そしておねえちゃん。おうちでも保育園でも、一番小さいマキちゃんは、おなかのすこし上のところに、そうっとそうっと風が吹いているような気持ちがすることがあります。おとなにならなきゃいけないこどもと、こどもだったときがわすれられないおとなたちの本。」
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※2008.1.19売却済み
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おとなとかこどもとか、そういうのに縛られない、忘れてはいけない純粋な気持ちをたどる本。”おとな”という年齢になった人にほど読んでほしい一冊。
「ああ、あの本、また読みたいな」と、ふっと浮かんでくる不思議。
お姉さんのマエちゃんに追い付きたいけどこのままでも居たい、そんな三、四歳のマキちゃんのお話。 -
とにかく、小さい頃の私そっくりらしい。母曰く。
私も読んでいくにつれどんどん自分に重なっていき、嬉しいような、恥ずかしいような不思議な気持ちになる。
何故かずっと涙が止まらなくて、ずっと泣きながら読んでいた。 -
著者の次女「マキちゃん」の日常を日記風にまとめたお話。
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文庫なのだけれど表紙の絵のかわいらしさに惹かれて借りたもの。表紙絵も作者自身による。というより、もともと絵、のほうの人なのだそうです。
マキちゃんはもうすぐ4歳の保育園児。(本の最後には6歳になりますが)お母さんは絵本作家です。おとうさんもおかあさんも、一つ年上のおねえちゃんもいるけど、ときどき
「おなかのいちばんでっぱったところよりすこし上のあたりに、ときどき、そうっとそうっと風がふいているような気がすることがあります」
この表現、いいじゃないですか?子どもの、等身大の喜び哀しみ、そしてせつなさ。う〜ん、こういう気持って忘れてしまうんだけど(笑)
心のどこかにそういう「小さいときのわたし」が、「ここにいるよ」って出てくるような、そんな気がしました。…子どものこと、もうちょっと考えてやんなきゃだめかな?って反省したりして(笑)
いい本です。買おうかな。(文庫だしね…)