マリー・アントワネットの生涯 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 123
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122038387

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり、これもエッセイ色が強い。
    なぜなら、主観的過ぎるから。

    悪い面ばかりにスポットを当て、ここでの王妃は、
    アホで軽薄で強欲で利己主義で嘘つきなダメ女だ。
    確かにそういう一面もあったかもしれない。

    王妃がどれだけ心優しく慈悲深かったか、
    どれだけ愛情をもって我が子へ接していたか、
    また、どれだけ美的センスに優れ、美術工芸品の創作へ寄与したか、
    そう言った、彼女の美点についてはまったく触れられていない。

    18世紀のフランスで王妃の噂の多くはプロパガンダに寄るものだった。
    そう、このエッセイのように悪い一面ばかりが誇張されていたのだろう。
    そんな感想をもった。

    しかし、この本にも良いところがある。
    カラーの写真や図が多く掲載されている点である。
    イメージが容易になるし、こういった図画はなにより面白い。

    そして、、、解説が面白かったです。

  • 小説、ノンフィクション、エッセイ、ジャンルは有れど。
    悪女・マリー・アントワネット。
    包茎・ルイ16世。それぞれ真実であろうか?

  • 2001(底本1998)年刊。◆フランス革命の嵐の中、斬首の憂き目に遭った仏国王妃マリー・アントワネットの一代記。叙述法はアントワネット(墺風読みアントニア)自身の軌跡を描く外、彼女に関わった人物・建築物他の文物を詳述しつつ、彼女の外貌を浮かび上がらせるもの。その視座は、ベルばらでは悲劇に描くアントワネットの道程を、悪妻愚母・蒙昧な浪費家王妃という面。一方、至誠・純愛一途のスウェーデン貴公子フェルゼン評に対し、アントワネットを正しく導き得なかった愛人・寄生虫と解しメタメタにこき下ろす件は実に対照的。
    ◆一方、決断力の乏しい王とされるルイ16世に対し、錠前製造への没頭は、職人技を貴んできたハプスブルグ家から見て決して否定すべき性癖ではなく、また狩猟好きも当時の時代相・支配層の実像、特にアントワネット自身の嗜好などからみてそれほど問題視される趣味ではないはず、という指摘は銘記すべきか。

  • 2015/08/08【古】108円

  • 2012/11/17

  • 前半の両親の話あたりは初めて知ったので面白かったです。

  • 私が初めて買ってきて読んだ、アントワネットの本です。

    著者が実際にパリやベルサイユに旅をしてきての話がからめてあったり、意外と辛口だったり・・・肖像画や、宮殿の写真などところどころに掲載されていて、またややこしい名前の登場人物が、他のアントワネットに関する書よりも、読みやすいかも。

    一冊にまとめてあるので、一日がんばれば読み終わります。

  • 98年出版という古い本だからか、かなりアントワネットに対して偏見・蔑視が感じられる偏った本。いろいろなアントワネット関連の本を読んだ後に読むと、フェアじゃないよな、と嫌な気持ちになる。
    しかし、昔は(今では史実ではないと言われている)「パンがなければお菓子を」発言も教科書に載ってたくらいだから、時代の気分だったのかもしれない。

  • 4122038383  221p 2006・7・25 2刷

  • マリーアントワネットについて軽く読める。
    好き嫌いはあるだろうが。

    ただ内容は決して濃くない。
    だけど読みやすかったから私には丁度良いかな!

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著者プロフィール

藤本 ひとみ(ふじもと ひとみ)
1951年、長野県生まれの作家。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。
国家公務員として厚生省に勤務し、その後は地方公務員に。兼業で少年・少女漫画の原作を手がけて、1984年集英社第4回コバルト・ノベル大賞を受賞。1992年に西洋史、犯罪を主題とした小説を描き始める。『侯爵サド』『ジャンヌダルク暗殺』で第19回および第23回吉川英治文学新人賞の最終候補。
ほかの代表作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』など多数。

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