東海道中膝栗毛―マンガ日本の古典〈29〉 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122038820

感想・レビュー・書評

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  • 2019年6月読了。
    育児の片手に本を読めるほど楽ではないことに段々と気が付きつつある中で、「だったらマンガなら眺めつつ育児もできるのでは?」ということで、先ずは軽めの作品から読み始めた。
    弥次さん喜多さん、作者の後書にもあるとおり「強きに弱く、弱きに強い」を絵に描いたような(今の言葉でいうところの)ダメっぷりが全編を貫いている。飲食、金銭、女性関係、およそ人間の本能がモロに出やすいこれらの事柄については、果てしなくだらしない。
    合間に歌も出てくるが決してペダンティックに陥らず、どこまでも「しょうもない」歌が繰り返される。
    が、この日常生活の能力のなさが当時の読者にはヒットしたのだろうな。
    儘ならぬ現実世界を軽々と超えていく弥次さん喜多さん、かててくわえて東海道を旅して伊勢参りと京大坂見物をするという最大の娯楽、こんな要素がこの作品を今日の姿にしたのではあるまいか、等と考えながら読みました。

  • 江戸の文化と雰囲気が良くわかる、という評判を聞き、読んでみた。ひたすら駄洒落を散りばめた歌を詠みながら、立ち寄る宿屋で女を買う珍道中。弥次さんと喜多さんは、もともと陰間関係のもつれの末の仲ってのも驚き。原作の雰囲気は堪能できたかも。

  • 読んだことがなかったけど、江戸時代はこんな感じだったのかな。あちこちで当たり前のように売春が行われてるのに驚いた。
    久々に土田よしこ先生を読んだ。

  • 弥次郎兵衛と喜多八が、伊勢神宮参詣を思い立って東海道の旅に出るという、十返舎一九の滑稽本。貧乏な二人は金をケチったりごまかそうとしたり、宿の女中(当時は飯盛女として私娼を置いていたことも多かったらしい)に手を出そうとしたり、人を騙したり揶揄ったり、下品なギャグが満載。展開的にしっぺ返しをされることが多いので、ひどいことをする二人を憎めずに楽しめる。こういう俗っぽいユーモラスな感じが当時ウケたのは分かるな〜と思った。面白い。

  • 絵がかわいくてテンポがよくて読みやすいし、話もおもしろいから当時(江戸時代)は売れたんだろうな〜ポコポコ読めちゃうな〜と思ったけど字が多いので意外と時間かかっている。

  • 東京から京都に行く新幹線の供にしたら、本の方が先に京都に着いた。

    これ当時は普通のはなし、笑い話みたいだけど現代だとすごいパッシングされるよ〜

  • 読んでるうちに弥次さん、喜多さんがだんだん愛らしく思えてきて不思議!
    以前から気になっていた東海道中膝栗毛。岩波文庫の原本も持ってはいるけど、
    なかなか読み通すのが難しく、今回マンガ版で読んでみた。
    マンガにするにあたって改変があったり内容の省略もあるだろうけど、
    それでもストーリーの概要は理解できたし何より楽しかった。

    事前知識は、”どうしようもない男がお伊勢参りに出かける物語”ぐらいだった。
    名古屋市熱田から桑名まで船で移動したことは知らなかった。
    ずっと陸路で移動したと思っていた。
    それと、読んでいて自分の住んでる街や馴染みのある街が出てくると
    妙に嬉しくなる。この旅を平成の現代に追体験してみたいと思った。

  • とぼけてて面白い。どんなに欝でも、これ読んだら笑えます。ココロと身体に効きます。作者には、もっとたくさん漫画を書いてほしい!!
    この作品を英訳して、異国の人に読んでもらったら相当受けるはず。

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著者プロフィール

土田よしこ

1948年(昭和23年)、東京生まれ。高校卒業後、赤塚不二夫のアシスタントとなる。1968年「小説ジュニア」に掲載された『ハレンチくん』でデビュー。いくつかの連載作品発表を経て、73年より「週刊マーガレット」誌上で『つる姫じゃ~っ』を連載、少女マンガ界に過激で破壊的な笑いをもたらし、少女のみならず男性読者からも圧倒的な支持を得る。75年、同作品により第四回日本漫画家協会賞優秀賞受賞。90年にはテレビアニメ化された。主な作品に『よしこで~す!』『きみどりみどろあおみどろ』『わたしはしじみ!』『なの花つぼみ』『かがやけ! うめ星ながれ星』などがある。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典29 東海道中膝栗毛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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