寂しさの極みの地 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122039254

感想・レビュー・書評

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  • 中盤から一気読みしたが読み終えてなぜかスッキリしない。知也はなぜあれほどまでに母親を嫌ったのか、そして命を断たなければならなかったのか、辻の言葉が本当の知也の気持ちだったのか、ちゃんとした答えを知りたかった。

  • 夫婦や親子で心が通い合わないというのは、こんなにも静かな破壊なのか。こわくなった。

  • 小説

  • 【2006.06.01.Wed】
    『ある神話の背景』を読み、曽野綾子に興味を持つようになった。日常を描いているだけなのだが、そこに息づく人の微妙な心の動きをとてもリアルに感じさせてくれる。本書はホテル屋の妻となった女性の繊細な心情を余すことなく描いている。人の生活というものは、単純なものと複雑なものが入り混じってつくられているように思う。自分の中で深く考えすぎていたことが意外と簡単なことであったり、何気なく言った一言が他人の心に深く影響を与えていたり…。人間は唯一考える動物である。だが、時にはそれがわずらわしく感じられてしまう。考えることをやめようとしても、それ自体が思考であり、もはや逃げることなど出来ない。そんなときどうすればいいのか。それがわからないのも人間の1つの宿命なのかもしれない。

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