黒い文学館 (中公文庫 い 87-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122039643

感想・レビュー・書評

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  • 2015/11/20購入

  • マンディアルグの翻訳でおなじみの生田耕作氏だけど、雑多な評論などの寄せ集めのような感じで、期待したほど面白くなかったかも。

  • ヨーロッパのエログロ文学をおさらいするにはいい本です。付箋紙いっぱいになった本。
    けど何度居眠ったかわからん。

  • さまざまなエセーや評論をまとめた一冊。最初はマッケン、次にサドとレチフ、泉鏡花と来て、マルセル・ブリヨン、バタイユ、アラゴン、などに触れ、最後は紹介文と、本についてのエセーで終わる。話題があちこち飛びすぎて、集中できないといえばそうかもしれないが、生田耕作という人を知るにはなかなか良いかもしれない。特に最後の本についてのエセー「書物のある日々」はとてもいい。ビブリオマニアってのは、まあ、そういう生き物だなと、思わせる一章。
    それにしても、大学生を「単位亡者」と呼ぶ姿勢には参った。これをいわれては返す言葉もない! それに随所に昨今の画一的な本に対する痛罵、あまりにも俗臭の強すぎる世間に対する嫌悪が見える。
    ウーム、素敵だ。

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著者プロフィール

生田耕作…1924–1994。京都生まれ。京都大学文学部仏文科卒。仏文学者。著書に『黒い文学館』『ダンディズム』(中公文庫)、訳書にバタイユ『眼球譚』(河出文庫)、セリーヌ『夜の果てへの旅』(中公文庫)など多数。

「2022年 『世界の果てまで連れてって!…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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