- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122039896
感想・レビュー・書評
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呂不韋の果断な行動力や無私の精神での人助けなどにより、様々な事態を好転させていく。
また、それを助けたのが、かつて呂不韋が助けた人々であった。
一介の商人から権勢者に登りつめるわけだから、きれいごとばかりではないと思うが、話としてやっぱり面白い。
こんなふうに生きられたらと本を読めば思うが、もちろんそんなわけには行かない(笑)
今の中国は嫌いだし、呂不韋は日本ではそれほど有名な人物ではないけど、やはり中国には様々な英雄がいるんだなあ、と感じさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
賈人(商人)として自立する呂不韋。
趙の人質となっている荘襄王(後の始皇帝の父親)への援助を始める。
「奇貨居くべし」とは、得難いチャンスは逃してはならない、という意味。
呂不韋が荘襄王を見て、「これは価値を生み出す人間だ。投資すべきだ(奇貨居くべし)」といった言葉からだとは、今回初めて知った。 -
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最後に南芷が出てくるとは思わなんだ
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レビューは最終巻にて。
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荀子曰く「深谿(しんけい)に臨まざれば地の厚きことを知らず」と。高峰を極めなければ天の高さはわからないし、深い谷に下りた者でなければ大地の厚さを知ることはない。
http://sessendo.blogspot.jp/2014/11/blog-post_43.html -
紀元前3世紀中国戦国時代に、秦の始皇帝の父・荘襄王を擁立させた、呂不韋という人物の生涯を描いた作品。荘襄王が趙の国に人質となっていたとき「奇貨居くべし(価値のあるものだ、手に入れるべき)」といって跡継ぎにした。
呂不韋はもとは商人の家の子で学もなく何もないまま家を出るが、旅の途中で和氏の璧という宝を拾ったことから人生が変わる。趙、楚の上の人と知り合いになり、荀子という師にや唐挙という有名な人相見や孟嘗君と出会い、人々を助け、助けられながらやがて王の宰相となる。人とは何か、人を知るとはどういうことか、と常に問いかけながら私欲なく生きてきた生涯が胸を打たれる。 -
感想は天明篇にて
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諸国を渡り歩いてからいよいよ商人への道へ。
『君子は大心ならばすなわち天を敬いて道あり。 何もないがゆえに、すでにあるものより巨大なものになりうる』 -
古本で5巻で300円で買った。
コスパ良すぎ。
秦の始皇帝に仕えた、相国の呂不韋の生涯を描いた作品。