イタリアへ行こう: ダヤンのスケッチ紀行 (中公文庫 P い 1-10 てのひら絵本)

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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040557

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  • 読書録「イタリアへ行こうダヤンのスケッチ
    紀行」3

    著者 池田あきこ
    出版 中央公論新社

    p8より引用
    “ 通りすがりに「ボンジョルノ、ベッラ(こ
    んにちは、美しい人)」なんていわれると、
    えへ……とちょっとうれしい。それだってお
    世辞でいっているわけではない。その証拠に
    七十過ぎのおじいさんが口説き文句に「あな
    たは美しい、そして私も美しい。なぜ恋をし
    ないのだ?」などというわけで、要するに美の
    許容範囲がやたら広いのだ。”

    目次より抜粋引用
    “トスカーナのひまわり畑
     長靴のかかとのおかしな街
     ああナポリ
     シチリアの夏
     アンナのレシピ”

     革小物店店主であり絵本作家である著者に
    よる、イタリア旅行記。他社刊行作文庫版。
     街の様子から食べ物まで、自作の絵本のキャ
    ラクターを登場させながら描かれています。

     上記の引用は、イタリア人男性について書
    かれた項での一節。
    食べて、歌って、恋をしてというのが、イタ
    リア人のモットーだと聞いたことがあります。
    こんな風に生きられるのは、それを許してく
    れる周囲の環境があるからでしょうねぇ…。
    私の近所で同じようなことを言ったら、気が
    狂ったと思われるか、薄気味悪がられるかく
    らいのことではないでしょうか。
     絵本作家だけに、ほとんどのページに絵が
    描かれていて、スケッチ旅行といった風情で
    す。画材は色鉛筆と水彩絵の具でしょうか?淡
    い色合いの絵が良い雰囲気を醸し出していま
    す。

    ーーーーー

  • ●池田あきこ

  • ミステリアスな英国とアイルランドの次は、明るくフレンドリーなイタリアですか! 大好きなパスタやピザの国、そしてオペラとカンツォーネの国!イタリア語の歌の明るくのびやかな響きが聞こえるようです。音楽の教科書にも載ってた「カロ・ミオ・ベン」という曲が好きです。
    アンナのレシピも嬉しいです。

  • 今度は海外旅行紀です。
    文庫サイズになってたんですね!B6版かな?大きめサイズのは見たことあったんですが、手軽に読めますね。でもイラストに添えられたメモも縮小されていると思うのでちょっと読むのに苦労します(^◇^;)

    うーん
    イタリア行きたくなりました!←単純

    個人で行かれてるので、地元の方々との交流も沢山書かれていて生の現地感を垣間見ることができる気がします。

    七回目のイタリアとのことですので、慣れもあるのでしょうけれど、どのくらいイタリア語喋れるのかなあ、ってとこが気になる。
    一緒に歌ったりしてるみたいなので、かなり達者なのでは?と。

    行動力が素晴らしい。自分が見たいものをよくわかっている。大人旅だなあ。

    書かれたのは'99なので、かなり変わってるかもですが。陽気な国を体感してみたいものです。

  • いいなあ、イタリアをのんびり旅したい。美味しいものもワインもたっくさんいただきたい。

  • イタリアにはあまり興味がないせいか
    あまり覚えてないけど・・・
    たぶん、そこそこ面白かったと思う。

  • あちこちで目にする猫「ダヤン」の作家のイタリア旅行記。
    ガイドという感じではないけれど、力の抜けたイラストと、さらっとした我が出すぎていない文章が読みやすくて面白い。
    「旅行通」ぶってはいないけど、旅の仕方がうまいんだろうなぁと思う。旅の途中で思い立って途中下車して自転車であちこちを走り回るなんて、いいなぁ。
    絵が描けると、旅が豊かになって、いいなぁ。

  • イタリアに行きたくなる一冊。

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著者プロフィール

本名:池田晶子。東京都吉祥寺生まれ。
1976年、革工房「わちふぃーるど」創設。1983年に東京都自由が丘本店のシンボルキャラクターとして「猫のダヤン」を描く。その頃から不思議な国・わちふぃーるどを舞台にした物語を描き始め、絵本や画集、長編物語、旅のスケッチ紀行など、多方面で執筆活動を続けてきた。現在までの著書は130タイトルを超える。
2023年はダヤン誕生40周年にあたり、6月の松屋銀座での記念原画展を皮切りに、全国で巡回の予定。

「2023年 『猫のダヤン ポストカードブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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