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- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122040670
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
ホテルの一室で、著名な陶芸評論家が刺殺された。遺体には黄色い砂が撒かれ、部屋のメモ用紙からは「佐用姫の」と書かれた痕跡が読み取れた。佐用姫は、佐賀県唐津付近に伝わる悲恋物語のヒロインである。浅見光彦はこの伝説の地と陶芸の町有田を訪れるが、今度は気鋭の陶芸家が殺される。玄界灘の荒波に、浅見光彦が見た人間の冥い欲望…。
令和4年8月2日~4日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よくあるパターンであるが、犯人に対する思い入れ、同情を読者の心に残す作品の一つである。
内田康夫の伝説シリーズは殺人事件の推理よりもむしろ取り上げられた題材にかかる綿密な取材に基づいた歴史、文化あるいは人物など、学術書に書かれている以上の情報を与えてくれるところに魅力を感じる読者も多いのではないかと思う。
本書は「有田焼」を題材とし、作品の製作にまつわる利害関係と、それらを取り巻く人間模様が、悲惨な殺人事件の引き金となっている。
犯人は、いつもながら「意外な人」であり、それでもたいていは予想できるのだが、今回については全く予想の圏外であった。 -
佐賀が舞台。佐賀弁癒される〜。
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