- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122040939
感想・レビュー・書評
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読んで良かったです。
日本は素材に乏しい国だから…と思っておりましたがそんなことは決してないのですね。確かに簡単に食材があふれている訳ではありませんがだからこそ食べられる食料を探し、その加工を研究し、食材とした。先人の知恵と努力にはなるほど頭が下がります。
そして日本語が美しいです。今はこんなきれいな日本語、もうあまり使われなくなったなあと文章を読んでいるだけで楽しかったです。そして四季折々の野菜や果物、魚類の美味しそうなこと。是非これはこの本は手元に置いて試してみないといかんなあと思いました。又違う本も読んでみようと思っております。
料理に対する愛情、食に対して真摯に向き合うと言うことが他の生物のいのちをいただく、今をきちんと生きるってことなんだろうなあと思いました。
この頃食べ物の事件が多いですが自分の食べているものがどこでどのように加工され目の前に出されているのか。それをきちんと調べて自分や家族に供していたらこれほどの事件数にはならなかったのではないのかな、と反省も踏まえて思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
季節ごとに作る昔ながらの料理や食材についてのエッセイ。著者は明治生まれで、言葉遣いが上品なのが印象的。まだ大和撫子と呼ばれた世代なんだろうか。そして昔ながらの料理が美味しそう。この本に出てきた柿なますを、ネットで見つけたレシピで作ってみたが、柿の甘さと酢の物の酸味が合って美味しかった。春夏秋冬と章が分かれているので、季節ごとに読み返したい。
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主婦になってからもまた読み返したい本。
辰巳さんのように季節を感じながら丁寧に食物をお料理して、味わいたい。家族にもたくさんおいしいもの食べさせてあげたい。 -
日本語の異様なまでの美しさ。
目で、食べる。
読んで、味わう。 -
料理をする人の、バイブルではないでしょうか。出てくるものが、どれも美味しそうです.
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母、強し。素晴らしい季節感。
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これまでもこれからも、幾度となく読み返していく。私の教科書。
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季節ごとに採れるもの、捕れるもの、獲れるものを紹介(日本語ってムズカシイね)。各食材のうんちくや調理法が載っており、ほうほうとうなずくこと間違いなし。いい食材が入ったときには紐解きなくなるような、そんな一冊ですから。