五王戦国志〈1〉乱火篇 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122041219

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    文庫版でそろえているのに、なぜかカッパノベルスのような気がしてしまう。たぶんキラキラしいカバーイラストの影響(偏見)。

    群雄割拠の時代の中国をモデルにしたファンタジー風味架空戦記。冒頭の「序」に後世の学説を紹介するような記述を置いて、それを演じるかのようにドラマを描いていくのが各巻共通のスタイル。「序」でネタバレしているとも言えるけど、大事なのはネタそのものではなくてドラマだから問題はないと思ってる。
    そんなわけで著者の書くドラマが好きだなあと再認識。派手さやはったりのない筆致と展開は、かわりに真摯な情熱と素直さを感じさせて、すんなり読ませてくれる。文章も平易だし、特に和語はひらがなで書かれていることが多いせいか、全体的にやわらかく親しみやすい印象。それでもってドラマを織りなす人々、その心の動きが効果的に描き出されているところが魅力だと思う。あらためて読むと、見る者に繊弱な印象を与えるとされる淑夜の我の強さなんかは1巻から光ってた。どん底から這い上がるところから始まるだけに、淑夜ひとりに注目するのみでもすごいドラマ。身体的なハンデといい、助けた羅旋といい、すごいことするなあ。淑夜を他人に頼らざるを得ない状況にさせることで、無影を照らす意味合いもあっただろうか。
    1章冒頭の、淑夜が星の名を挙げるシーンが好き。星を絡めた描写が何かと印象的なシリーズでもあるかもしれない。

  • 三国志のようなイメージ。

  • 中国っぽい国を舞台にした歴史モノです。
    歴史戦記ちょいぬるが好きな方は是非。

  • 全八冊。未読。

  • これは新装版なんですけど、初版?の頃の挿絵がいっぱい入っている方がお勧めです!(同じ中央公論社ですが)友人の薦めた通りに見事にはまりました。これは面白かった!

  • あれ。これってファンタジーか?
    相変わらず漢の世界。いいけど。

  • 本を書きました、という感じの文章。キャラが今ひとつ魅力に欠ける気がした。作者は優秀で勤勉な人なんだろうな、もう少し勢いづいてもいいのに…。

  • いいね。何がいいって、まず、主人公が1巻の最初の最初で大怪我をするのですが、それが8巻の最後の最後まで尾を引いちゃうんですよ。後遺症が治らんという部分、ぴむは(超個人的な理由により)とっても共感します。
    だってさ、普通ファンタジーモノというのはだね、主人公は正義感溢れて剣を頼りに生きていくものでしょう。そして戦闘で怪我を負ったって、萌えの粋を集めたような美少女のお祈りや勉三さんオーラ溢れる薬草師の調合した薬なんかでけろっと治ってしまうもの。
    そんな要素まったくないのがよかったですね。
    主人公は怪我が治らず馬にも乗れずに戦で「お前なんでいるんだよ」状態ですし、お尋ね者になってしまって移動の際は箱に入れられちゃいます。しかもそれがなかなか長い間だったり。

    かと思えば、さしたる伏線もなく主人公と女の子ができちゃってるのもいいね。
    思い起こしてみれば、あの辺で2行くらい伏線ととれなくもない記述があったかも……と記憶力テストができます。

    軽く時間つぶしに読むのにはいいですね。さくっと読めて、しかもなかなか面白い。

  • 三国志に限らず、中国の歴史物が好きな方にはオススメ。登場人物が多すぎて混乱することもなく、とても読みやすかった。

  • (十?)数年ぶりに文庫になって発行されているのを見つけて、全8巻、一気に読み返しました。文庫版は表紙イラストが小林智美さんなの、素敵☆

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