suiさんの感想
2005年12月3日
星と物語と、作者の時代と星空。読んで損なし。新装丁も素敵です。
野尻抱影 一八八五(明治一八)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。冥王星の命名者としても知られ、日本における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。小説家、大佛次郎は実弟。一九七七(昭和五二)年没。 「2022年 『星三百六十五夜 秋・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」