五王戦国志〈3〉埋伏篇 (中公文庫)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122041745

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  • 再読。

    伏して時機を待つ回。国と国とがぶつかるような派手さはないものの、やがて来ると信じた時機をつかめるように、各勢力が様々な動きを見せる。この巻で初めて描かれた羅旋の姿は笑うところ。戦中ではないにしてもしれっと何をしているのか。
    大牙をまつり上げて実権を取り上げようとする北方諸国、確固たる足場を得るために抗う大牙と淑夜、睨み合う衛と征、内乱に揺れる琅。各国の事情は様々ある中、事態の進展、それにあたる勢いや先々の見通しが悪くなってきたと感じるのはやはり征。国家の体制と人心をうかがえば伯要が正しいのだろうけど、国の未来を託すべき子を自らの手で、というのはやはり過酷。これが最後まで後を引くわけか。
    しかし、争ったふたりの公子は普段何をしていたんだろう。何事も魚支吾が果断に牽引してきているだけに、子の存在はずいぶん影が薄い。政を補佐している様子もなければ、大牙のように戦働きをしている描写もないし、これも征が魚支吾のワンマン運営に拠っていたことの証拠なのか。
    琅に腰を据える覚悟をした羅旋も見どころ。ここが羅旋ひとりの足掛かり。そこからさらに高みへ押し上げる時機はまだ来ない。

  • 埋まってますね。

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著者プロフィール

井上祐美子
姫路市生まれ。神戸大卒。『長安異神伝』『桃花源奇譚』
などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる。『五王戦国志』『非花』『海東青 摂政王ドルゴン』『臨安水滸伝』『公主帰還』『紅顔』『朱唇』『青天 包判官事件簿』ほか著作多数。

「2022年 『新装版 桃花源奇譚4 東京残桃夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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