人よ、寛かなれ (中公文庫 か 18-5)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122042506

感想・レビュー・書評

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  • 奔放な人生で知られる著者の晩年のエッセイを集めたもの。文章はかなりラフな印象。価値観があわないと思わされたところもあったが、様々な経験を経た大家ゆえか、時代ゆえのか、あるいは、特に前半は地方紙連載ゆえの気ままさか。詩や翻訳(ランボーなど)から受けた印象とちょっと違っていて読みながら戸惑った。若い時の、あちこち放浪してた頃のエッセイから読んだ方が良かったかもしれない。

  • 面白いおじいちゃんのお話を聞いてる感じって書いたら怒られる?

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著者プロフィール

金子 光晴(かねこ・みつはる):詩人。1895年、愛知県生まれ。早稲田大学高等予科文科、東京美術学校(現・東京芸術大学)日本画科、慶應義塾大学文学部予科をすべて中退。1919年、初の詩集『赤土の家』を発表した後に渡欧。23年、『こがね蟲』で評価を受ける。28年、妻・森美千代とともにアジア・ヨーロッパへ。32年帰国。37年『鮫』、48年『落下傘』ほか多くの抵抗詩を書く。53年、『人間の悲劇』で読売文学賞受賞。主な作品として詩集『蛾』『女たちへのエレジー』『IL』、小説『風流尸解記』、随筆『どくろ杯』『ねむれ巴里』ほか多数。1975年没。

「2023年 『詩人/人間の悲劇 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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