オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.71
  • (13)
  • (16)
  • (25)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 170
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122042964

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 世界はカオス(混沌)だった。
    そこから暗黒界・闇・夜・愛・天上・昼・大地と象徴となる神々が誕生する。

    やはり母なる大地のガイア(大地)は偉大な存在。
    憧れてしまう。

    プロメテウスは、水と土で人間の男を創りあげた。
    そして、最高神ゼウスはヘパイストスに、人間の美女を創るよう命じた。

    その最高神ゼウスが、人間たちに与えたもので決して良い影響になっていないものが、今日の我々に負担となっている。
    ギリシャ神話と日本神話は類似点が多いそうなので、次巻が待ち遠しい。

  • 本シリーズをはじめて読んだのは10代の頃でした。これが僕の『ギリシア神話』を知るきっかけになりました。ヨーロッパ文明の基盤にはこれと聖書の影響がつくづく大きいなということを再読して実感しました。

    僕がギリシア神話というものにはじめて触れたのは確か10代の頃で、このマンガが基になっております。ギリシア神話のすべてを少女マンガの大家・里中満智子先生が完全漫画化したシリーズです。

    ヨーロッパ圏の人間が書いたものを読んでいると、聖書とこのギリシア神話というものの影響がそこかしこにある事を確認することがあり、いかに彼等の思想の根本に存在するかということがうかがえました。今回、この記事を確認するために読み直していて、カオスから神々が生まれ、クロノスが自分の地位を守るために生まれてくる子供を次々を自分の腹の中に収めていたという話や、そのクロノスから権力の地位を奪取した大神のゼウス。

    『神々が住まう』といわれるオリュンポス山のお話や、旧来の神々との戦争を経て、天界、冥界、そして海の世界をゼウス。ハデス。そしてポセイドンの3神で分割して統治するという話。人を作り、炎を与え、神ゼウスから怒りを買って貼り付けにされ、日々自分の肝臓を大鷲に啄ばまれるプロメテウス。

    地上に増え続け、悪意によって相争う人間たちを洪水で一気に流してしまい、箱舟で生き残ったデウカリオンとピュラの夫婦によって、また人間が地上に生まれる過程は旧約聖書の『ノアの箱舟』にそっくりだなと思いましたが、その理由も解説にきちんと描かれております。僕はこういったものを皮切りにギリシア神話についての文献を読むようになりました。出来ましたら、その豊穣な世界へのきっかけになれればなと、願ってやみません。

  • 全8巻の1巻目、これはサブタイトルがオリュンポスの神々となっているように神様中心。創世から始まり、ゲームや小説によく名前が出てきたり星座とかの語源になった神様のストーリーです
     正直このストーリーや語源が知りたかったためにこの漫画を買ったといっても過言ではない。初めてギリシャ神話を読むといった人にオススメです。

  • 文庫版全8巻。

  • しかしゼウスの女好きには困ったもんだ。

  • 絵がとても丁寧で美しく、神々がとても魅力的に描かれています。私は処女神のアテナが好きなのですが、頭に思い描いていたとおり美しく才気に溢れた容姿をしていて「さすが、里中さん!」と心の中で絶賛いたしました。写メを撮り携帯の待ちうけ画面にしていたほどです。女神たちそれぞれの個性がしっかり描き分けられていて、活字とはまた違った楽しみ方ができます。里中さんのあとがきも面白いです。ギリシャ神話初心者には特にお勧めです。

  • 2014年11月10日読了。里中満智子によるギリシア神話のマンガ化シリーズ、の文庫版の第1巻。原始の神ウラノス・ガイアの息子クロノスがウラノスを倒して成り代わり、その息子ゼウスがさらに全能の神の地位を確立することから、神々と巨人族との戦争までのお話。ギリシア神話についてはオデュッセイアや星座の解説本、「聖闘士星矢」その他から知識は得ているものの系統だった知識は持っていないので、漫画の形で・そもそも系統だっていない神話を筆者なりに整理して提示してくれるのはとてもありがたい。少女マンガだけに登場する神々が美男美女ばかりなのも楽しい。「男と女」「子を産み繁栄すること」「策略をめぐらすこと」「約束を違えた結果がどうなるか」など、現代にも通じる深さもあり、今ギリシア神話を改めて理解するのは面白い。

  • ギリシャ神話には、昔から惹かれる。そして最近、ヴィーナス(ギリシャ神話ではアプロディテ)について知りたいことがあったから、漫画で読めるこのシリーズは重宝。

    よく聞く商品名が、女神の名前だったのかと知ったり、聴いた覚えのある話があったり。はるか昔の、遠い国のお話なのに、日本にもこんなに入り込んでるのは不思議なようで、でも、古のお話は洋の東西を問わず、普遍的なのかなと思ったり。

    このギリシャ神話シリーズで、共通して出てくることの一つに、「誓ったことは変えられない」ていうのがある。人が神に立てる誓いはもちろん、神も自分で言ったことを取り消せない。事情が変わろうが、意味の取り違えがあろうが、問答無用なのです。

    そんなのって、ものすごく窮屈だろうなと思う反面、今の世は、あまりにもあまりにも言葉が軽いなぁ、とも。言いっぱなしで責任を取らなくても過ぎていく。

    「約束はいらないわ~果たされないことなど大嫌いなの」椎名林檎を口ずさんでしまいます。

  • 三葛館一般 164||MA||1

    里中満智子氏がマンガで描く全8巻のギリシア神話の第1巻です。たくさんの神話や伝説から成り立っているギリシア神話が、体系的にわかりやすくまとめられたシリーズです。神々の誕生からはじまる第1巻は、素敵な画とともに私たちをギリシア神話の世界へ誘ってくれます。ところどころに散りばめられたギリシア神話の諸説や解釈の仕方、現代につながっているエピソード、付録として収められた「古事記」との比較に加え、巻末の本学西村先生の解説も理解を助けてくれるでしょう。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64812

  • 文庫版全8冊。
    里中満智子さんが描く、ギリシア神話

全14件中 1 - 10件を表示

プロフィール

1月24日生まれ。大阪府出身。1964年に第1回講談社新人漫画賞を受賞してデビュー。日本書紀からギリシャ神話まで、スケールの大きな物語を数多く手掛けており、漫画や文化の普及に向けた活動も多岐に渡る。代表作は『海のオーロラ』『アリエスの乙女たち』『あすなろ坂』ほか多数。

オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)のその他の作品

里中満智子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする