武揚伝〈4〉 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043008

感想・レビュー・書評

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  • 読んだきっかけ:正月用に購入。幕府側からの幕末というのが面白そう。

    かかった時間:1/17-1/25(9日くらい)

    内容:榎本武揚の伝記。幕府側からの視点の幕末。第四巻は、奥羽列藩同盟(奥羽戦線)への合流から、函館、五稜郭への移住、そして降伏まで。

    最終巻である本巻では、武揚の降伏で幕を閉じる。歴史上では、この後に明治政府に仕え、外交の要職についたり複数の大臣を歴任したりするわけなので(確か)、まだ彼の半生が終わったにすぎない。
    この後の人生も、あと1巻くらい使って描いてもらいたかったものです。
    武揚伝について全体でいえば、やはり3巻の感想で書いたように、本物語では彼自身に魅力を感じなかったのが残念。ただ、幕府側からの明治維新という切り口は、たいへん面白かったといえました。

  • 作家の思い入れの強い中島三郎助と息子たちのラストの壮絶な姿は落涙せずにいられない。惜しい人材の終焉は事実なだけにつらい。

  • 「幕末の幕臣達の中に“潰えてしまった偉大な可能性”」のようなものが「在ったかもしれない」というような具合に帰結する“大河ロマン”である『武揚伝』…初めて単行本が出たのは2001年らしいが、或いは「21世紀の名作」として読み継がれる作品かもしれない。

  • 長かったけど、面白かった。
    歴史物はいつも自分の知らなかったことを教えてくれる。
    また、別の歴史物で主人公として描かれている人がちょこっと出てきたりして、また違う一面が見えたりするのも面白い。

  • これは傑作! 明治維新を徹底的に幕府側からの視点で描いているところが新鮮。旧体制も新体制も受け入れられない男たちが蝦夷共和国というユートピアを目指すというストーリーを明治維新の裏側に見出した作者の慧眼に拍手。アンチ司馬史観、万歳!!

  • 武揚伝完結。

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