がん患者学: 長期生存患者たちに学ぶ (1) (中公文庫 や 47-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043435

感想・レビュー・書評

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  • がんと言えばこの本と言うくらい代表的な本らしい。

    著者自身もがんを患い、がんを乗り越えて寛解した人たちを取材している。
    抗がん剤治療を否定しているのかと思えば、標準治療で寛解している人も登場するのでそういうわけでもない。

    「こうするのが正しい」という押し付けが一切ないから読みやすい。
    登場人物も、様々な年齢、性別、社会的地位の方が登場して、がんとの向き合い方も千差万別。

    個人的には後書きの部分が1番響いた。
    病にかかること、病で亡くなることを失敗、不幸と決めつける社会の価値観に疑問を呈している。
    私達は病や死と常に隣り合わせで生きているのだから、病も死も常にセットで生活していると言える。

    闘病生活は大変だけど、必要以上に恐れることはない。
    病も癌も、生も死も私たちの一部なのだからと締め括られている。

  • 配架場所は、闘病記文庫 請求記号 494.5//総記

  • 4122043433 477p 2005・12・25 2刷

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