マンガギリシア神話 (5) (中公文庫 S 19-5 マンガギリシア神話 5)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043466

感想・レビュー・書評

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  • 大神ゼウスの子ヘラクレスは超人的怪力で、瞬く間に世界中に英雄として知られる。
    そのヘラクレスの生き方は男気に富んでいて豪快。
    しかし栄光ばかりではなく悲惨な生涯でもある。
    そんな両極端な運命のめぐりあわせが読み手を惹きつけるのではないでしょうか。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/771683

  • 2014年11月20日読了。ヘラの乳を飲み不死の肉体を得た英雄ヘラクレスの12の難行や、メデューサを倒した英雄ペルセウスなど英雄たちのエピソードを収録。エピソードはどれもムチャ強いヘラクレスが怪物を倒し課題をクリアする、というものだが、ヘラクレスが試練の途中にイアソンの黄金の羊毛探索の旅に加わったり、12の難行以外にも各地で「ここにもヘラクレスが訪れたのだ」と町おこしのようなことを言い出したというこぼれ話が面白い。ヘラクレスの最後は、妻の疑心暗鬼から毒で全身の表皮を焼かれるが不死の肉体のため死ねずゼウスに祈り星に変えてもらう、というものだが、ケイローンやプロメテウスなどギリシア神話には「不死の肉体ゆえ死ねず苦しむ」というエピソードが多く、ギリシア人の「有限の命ゆえ尊い」という価値観をうかがい知ることができる。

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著者プロフィール

マンガ家。第1回東アジアMANGAサミット事務局長。1948年大阪府生まれ。16歳のとき「ピアの肖像」で第1回講談社新人漫画賞受賞をし、プロのマンガ家生活に入る。その後数々のヒット作を生み出し現在に至る。主な作品に「アリエスの乙女たち」「あすなろ坂」「鶴亀ワルツ」他多数。「あした輝く」「姫が行く!」で1974年講談社出版文化賞受賞。「狩人の星座」で1982年講談社漫画賞を受賞。マンガジャパン事務局長。(社)日本漫画家協会常務理事。大阪芸術大学芸術学部文芸科教授。文化庁文化審議会著作権分科会委員などを歴任。

「2005年 『アジアMANGAサミット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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