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- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122043770
感想・レビュー・書評
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1970年代の初めから丸々30年間に渡って大ヒット曲を書き続けてきた偉大なる作詞家、阿久悠。彼による28の短編小説を収録した本作は、すべてのタイトルが自身が手がけた歌のタイトルと同じです。『時の過ぎゆくままに』、『北の宿から』、『また逢う日まで』、『五番街のマリーへ』、『気絶するほど悩ましい』、『もしもピアノが弾けたなら』、『思秋期』などなど。いずれも昭和の色濃く、艶っぽく、時に温かく、時に哀しい。
石川県の美川町という小さな町で誕生した「島田清次郎恋愛文学賞」。島田清次郎は、自他ともに天才と認めながらも、その不遜な態度や奇行によって文壇から追放された作家とのこと。彼になんとか日の光を当てようと町ぐるみで奔走した結果、同賞が生まれたそうです。そんな賞の受賞作品。重松清の秀逸ノンフィクション『星をつくった男 阿久悠と、その時代』と併せて読むことをおすすめします。 -
阿久悠が作詞した作品名をタイトルにした短編集。
作品名(タイトル)が、キーワードになっているが、歌の歌詞とおりのストーリーではない。
「北の宿から」は歌詞からして寒い季節が近づいているイメージだったか、夏の季節のストーリーにするとは!
2013.6.20読了
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