スカイ・クロラ (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 6080
レビュー : 663
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044289

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹っぽい
    というのが最初の印象。
    いうほど村上春樹を知らないので、すっきりした文章と雰囲気だけ。
    物語の始まりから終わりまでを、このポイントに持ってきたのは意外だと思った。
    ここから始まるファンタジーは暗澹としつつ快活なんじゃないかと思うし、ここまでの物語ももっと活気がある描写になるように思うし、
    その間の、一番退屈で普通なら飛ばしてしまいそうな行間を
    これだけ長い物語にすることが、意外に思った。
    読み物だった。

  • 森作品のシリーズものの中で一番好みではなかった。結局すべては夢の中の出来事だったのだろうか・・?また先日の講演会でこの「スカイ・クロラ」シリーズのことも話に出てきましたが「ナ・バ・テア」以降の執筆の動機と言うか理由と言うか・・が不純すぎて読む気失くした... って、まぁ読むけどw

  • 永遠に大人にならない、作り出された子供「キルドレン」戦いの為に作り出された道具としての生命。人を殺した右手で食事もボーリングもする。何のために生まれてきた生命なのだろうか。

    これ一番最初に出たのにシリーズ最終章らしいです。読了した時の感想としては「さっぱりわからない」でした。でもとても気になる物語です。元々戦闘機物の漫画が好きだったので、エリア88のシーンとトップガンのシーンを組み合わせて想像していました。
    一体どんな話になって行くのか楽しみです。

  • S&Mシリーズをはじめとしたシリーズも好きだけど、こういう不思議な設定の話のほうが、これぞ森博嗣の真髄という味わいを感じる。

  • 僕は戦闘機のパイロット。
    飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。
    2人の人間を殺した手でボウリングもすれば、
    ハンバーガーも食べる。
    戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供。
    戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。
    森博嗣、渾身の一作が待望の文庫化!
    「僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。」

  • 2012.11.20

  • 人は“死”を恐れる。
    それが正常な状態だと思う。

    人は“自分がこの世界から消えてしまう”のが怖い。
    それが正常な状態だと思う。


     でも彼らは違う。
    正常ではないから。

    死ぬために生きる。
    死ぬために命を奪う。

    永遠の夢を見続ける彼らにとって、
    “命”とは軽いものなのだろうか。

    他人の命も
    自分の命も。

    綺麗だと言えるその気分を
    僕はまだ味わうことはできない。

    今は、死にたいという感情はないから。


    浸れた。

  • 再読。
    さいしょほどの感動はなかったな、なんでだろ…。

    独特の語り口と世界観がたまらない作品。

  • 僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガーも食べる。
    戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供(キルドレ)-戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。


    よく分からなかった。自分なりの紹介文が書けない、否、これ以上のものが思いつかないくらい理解できなかった。
    けしてふわふわのファンタジーで世界に入っていけないのではなく、もちろん疑問はたくさん抱えながらも世界としては結構リアル。でも何を読み取ればいいのかが掴めなかった。
    続編もあるようだが、もういいかな・・・ではなく、もっと知りたいので読んでみたいと思うような分からなさ。

  • 話の細部は不明なまま終わるが、暗い筋書きの割に文体がとても爽やか。人物はどの人とも共感は出来ないが、読みやすい。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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