雪虫 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044456

感想・レビュー・書評

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  • 鳴沢了シリーズ第1弾。
    直木賞作家佐々木譲作品を読み(「警官の血」)、警察小説つながりで手に取る。好きな"シリーズもの"のこともあり今後シリーズすべての読破が楽しみ。佐々木譲作品と併行して読んでいくつもり。

    新潟県警を舞台とした三代警官一家の三代目の話。
    50年前の殺人、新興宗教、親父との確執、幼馴染の恋人、祖父の秘密・・・
    「警官の血」と状況設定が酷似・・・

    堂場作品は5年ぶりくらい?。前回はラグビー?に関連した小説。ハードボイルドタッチで泥臭さを感じその他の作品には進めなかったが・・・、沢木耕太郎「深夜特急」シリーズのタッチと似ている?

  • 鳴沢了シリーズの一作目を読む。余りにも偶然が重なる展開にちょっとどうなのかと思ったが、ラストの緊迫したシーンの迫力は良かった。今後のシリーズでの主人公の成長振りを見てみたいと思わせられた。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    俺は刑事に生まれたんだ―祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?新警察小説。

    シリーズ第1弾。鳴沢が思いの外グジグジと悩むし、親に対する態度も含め、大人になりきれず若干くどいところはあるものの、最後まで読了。今後どうなるのか?
    一応第1弾で既に恋は終わったって事だね?

  • 祖父、父ともに刑事で、『刑事に生まれた』と自認する鳴沢了。
    ある殺人事件の捜査をするうちに、資料が抹消された過去の事件に解決の鍵があると感じ、事件の真実を追い始める了。
    しかし、過去に同じ事件を調べながら、何も問題はなかったと言い切る父。さらに、その事件の関係者として、尊敬する祖父の名が浮かび上がる。


    昼休みに読書中の人が、やたらとこの著書の本を読んでるのを見かけて、よほど面白いのかと初めて手に取ってみた。
    初恋の人との再会とか、親子の葛藤とか、色々加えてあるけれど…
    了に感情移入出来ず、物語の世界に入りきれなかった。
    ハードボイルド、嫌いじゃないんだけどなぁ。

  • やっと着手できた鳴沢了シリーズ。
    分厚い本の割に早く読み終わったな。
    内容が薄いわけではなく、読み応えもちゃんとあったのに。不思議。

    語り口も落ち着いてるし、大西くんに説教する辺り30代半ばくらいかなーと思ってたら
    まさかのギリギリ20代には驚いた。
    四角四面のガチガチな刑事だと思ってたら
    読み進めていくうちに人間らしい面がたくさん見えてきてよかったです。
    最後に葛藤する辺りが特に。その所為で傷を背負うことになったんだろうけれども。
    あとは大西くんの成長振りには目を見張るものがありました。
    彼の話もスピンオフなんかで読みたいなーなんて。既に存在するのかな。

    続編の予備知識がない状態なので敢えて書くけれども。
    『人間である前に刑事だ』とまで言い切っていた鳴沢了が刑事を辞めて
    この先どうなるのだろうか…。
    真崎薫みたいに探偵になるとは思えないしなぁ…。

    • hs19501112さん
      【やっと着手できた鳴沢了シリーズ】
        ↑
      ですか、おめでとうございます。読んで間違いは無いシリーズだと思います。

      自分は、現在9...
      【やっと着手できた鳴沢了シリーズ】
        ↑
      ですか、おめでとうございます。読んで間違いは無いシリーズだと思います。

      自分は、現在9作目までを読了。最終作「久遠」も、2ヶ月程前に購入はしているも、完結してしまうのが惜しくてまだ読み始めていません・・・・。
      2012/05/29
  • 鳴沢了デビュー♪色々と警察ものを読んで来たけど、29歳・平刑事で、こんなに堂々と強気なキャラは初めてだ!先輩刑事にも、管理官にも、強気!強気!凄いなぁ~って感心してしまった。生まれながらにして刑事。その真っ直ぐな正義感が祖父を追い詰める。この先、この強気で強情な若造刑事が、どんな風に刑事畑を歩くか楽しみデス。

  • 鳴沢了シリーズ第1作。

    はじめて堂場作品を読みました。

    文体はすんなりと頭に入り、徐々に引きこまれていきました。

    3代続く若い刑事がまっすぐに事件に立ち向かう姿は、熱すぎるくらいで、熟年刑事の物語が好きな方では、少し違和感を抱くかもしれません。

    ストーリーとしてはいろいろ伏線はあるものの、展開はだいたい読めた感がありました。

    これが1作だけで終わってしまうとすると、単品の作品としては価値があまり無いように思いますが、シリーズとしては、鳴沢刑事がどのように成長していくのか続きが読みたくなる読後感がありました。
    その辺が人気の一つなのではないかと思います。

  • 俺は刑事に生まれたんだー祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?

  • 重かった。。

    主人公は得たものより失ったもののほうが多いんじゃないのか。自らの正義を貫いた代償に。
    正義とは孤独だな。愛と勇気だけが友達だ。

    主人公の性格はあまり好きになれなかったけど、事件がどうなるのか気になって、最後まで読んでしまった。

    時々メモしたい印象的な言葉遣いがあって、ラストの別れのシーンもその一つで、雪と別れと旅立ちが綺麗だった。

    海君の成長素晴らしい。
    長瀬のルックスかっこよさそう。
    女の人、中途半端な覚悟で誘惑するなよ。。

  • ※アマゾンより引用
    ■内容
    俺は刑事に生まれたんだ——祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。
    了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか? 新警察小説。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」などのシリーズのほか、、『虹のふもと』『八月からの手紙』『埋もれた牙』『ネタ元』『Killers』など多数。2014年8月には、『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』が刊行され、本作へと続く人気文庫書下ろしシリーズとなっている。2019年5月23日、『動乱の刑事』を刊行。

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