熱欲 (中公文庫 と 25-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 1004
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122045392

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目だが、毎回思う事は主人公の関係者が必ずなんらかの経緯や偶然で事件に関わる事。こういう形でしか物語を進められないとすればストーリーテラーとしては少し残念な感じだ。

  • シリーズ物の途中から読んでしまったせいもあるのかもしれないが、主人公がどうも魅力的じゃない。

  • 鳴沢さん三作目。ブクログのレビュー見てると、みんな同じような感想…中だるみっぽいとか、ワンパターンになってきたとか、恋模様のパターンもお約束になってきたとか。たしかに、たしかに(笑)わたしもそう思った…今回は。事件が詐欺系で、ちょっと疾走感に欠けるというか、いつもの鳴沢さんぽくないって思ったのもあったけど。でもね、事件云々よりも、鳴沢さんの恋模様だよね。わたし的にはここが一番の注目点なのですよ。わたしは、今回の優美…なんか嫌だったなあ。確かにさ、鳴沢さんって気が多いよね。もっとこう、しゃんとしてよ!って思う。事件の度に、そこで出会う人にちょっと惹かれてなんかよく分かんないけど微妙な関係になって好きなの?気になるの?みたいになって、場合によっちゃ気付いたら体の関係…みたいなさ。なんかそういうの、やだ、鳴沢さん!(笑)もっとちゃんと、して欲しいなあと思う…。優美はなんか変に気が強くて性格もわたしの嫌いなタイプで嫌でした。前作の冴のが良い。好き。こういうシリーズになると仕方ないのかもしれないけど、やっぱりパターンが決まってきちゃうのかなあ。恋模様に関しては、ほんと、もっとちゃんとして、鳴沢さん。でもそんな鳴沢さんがわたしは好きなのです。恋してるのです。だから、余計苛々するのです。おわり。

  • 部署によって、扱うトラブルが違うはずなのに、詐欺だの無関係なトラブルを扱わなければならない今作。

  • 金銭絡みの事件は、大変かもしれない。

  • 死体からの事件ではなく、いずれ死体になる前に防ぐ事件。どちらも大事。
    しかしこの主人公は堅物ですな~笑

  • 鳴海了シリーズ3弾。今回は刑事課ではなく、生活安全課での活躍を描く。

  • 続く。

  • 楽しませてもらったけど、ちょっと腑に落ちない点もある、それは優美にはアッサリといともたやすくトラウマを打ち明けてしまった点だ。簡単に明かしすぎなのでは?
    拍子抜けした 笑
    全巻で冴には全然言えなかったのにどうして優美には…
    優美とくっつけるのを決めてから書き始めたのかもしれないけど、もうすこし自然な形で打ち明けて欲しかったなぁ

    みたいな感じで雑な点はあるけど、太田の正体や冒頭の事件との絡み方も面白かったし、七海もなかなか面白そうなキャラクターだ。

    偏屈生真面目の鳴沢さんがちょっと柔らかくなってきたのは救いだね。

  • 掏摸や詐欺師を追うなんて俺の仕事じゃないと思ってきた。だが奴等は老人のささやかな欲望と不安につけ込み金を奪うだけじゃない。被害者の生活も家庭も壊していく。この事件、仕掛け人を捕まえなければ意味がない。被害者が加害者でもあるマルチ商法の捜査は困難を極めた。そして、事件の背後にNYの中国系マフィアの存在が浮かび上がるー。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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