- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122045613
感想・レビュー・書評
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実際に読んだのは、青空文庫+ChainLP+Kindleで。
「空襲都日記」、「降伏日記」に別れ、トーンがかなり異なる。当時の状況は興味深いが、身辺雑記的な日記で、山田風太郎、中井英夫の日記のような内容の深みは無い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海底軍艦等のSF作家としても知られる作家の敗戦までと敗戦後の身辺雑記的日記。戦前で一般人よりも多く科学的知識をもつ人の感覚が、冷静に自分の言葉で語られており、今読んでも考えさせられる。
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私のは講談社版。
sf作家が戦争末期の毎日を日記にしたためている。その角度は興味深い。日記であることで、より身近な追体験ができる。正直こんなに空襲がある印象がなかった。生活にこんなにも戦争が組み込まれているとは。
国を愛すゆえの戦争協力、そのための心中未遂。子供にも言い聞かせ、正式な遺書も書いたが遂げられず。その影には遂げられた人が確実にいたことにショックをうける。
帝都において空襲をうける姿があまりにも真に迫り、また庶民の暮らしぶりが見られた。
まさか原爆にいち早く気がつくなんて、さすがsf作家。
市民の様子を知るのにとても都合がよい作品だった。 -
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4122045614
── 海野 十三《敗戦日記 20050726 中公文庫》BIBLIO
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