- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122045644
感想・レビュー・書評
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2020年10月21日購入。
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当たり前だが、司馬遼太郎に対するベットリとしたオマージュ本。水田=ヤマト=天皇=権力の図式に対して狡猾で逞しい半権力者としての空海を設定するというもの。それはともかく、この手のドキュメンタリー制作者の自画自賛の文章には辟易。
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司馬遼太郎作「空海の風景」の番組を制作したNHKスタッフによる空海の風景の旅。司馬遼太郎「空海の風景」の抜粋もところどころ入っていて「空海の風景」の紹介ともいえる本で、写真もあり気楽に楽しめました。
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336.初、並、カバスレ、帯なし
2011.8/14.栄スカイルBF -
本当によい企画
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『空海の風景』(司馬遼太郎著 中公文庫)は、2002年に
NHKスペシャルのドキュメンタリーとして放映された。
この小説をどう映像化すればいいか、
司馬遼太郎氏の足跡をたどりながらその時のことを書いたのが
『『空海の風景』を旅する』(NHK取材班 中公文庫)として
出版されている。
その中に、少年空海の見ていた風景がどのようなものであったか
瀬戸内の海を見るために、紫雲出山に登っている。
今、荘内半島は陸続きになっているが
昔は「浦島」という島だった。
「浦島太郎」の話はここから来ているという説がある。
浦島太郎が玉手箱を開けると紫の雲となって
立ちのぼったのが「紫雲出山」なのだそうだ。
この山の頂から善通寺を眺めるというのはさながら
瀬戸内の船上から善通寺の五岳山を望むような
景色なのかも知れない。
今は平野からだと建物にさえぎられて見通しが悪いが、
昔の人が船上から見た五岳山の風景は、
屏風に書いた絵のような美しさであり
それで「屏風ヶ浦」となった。
屏風ヶ浦五岳山善通寺
空海が生まれた場所なのである。