ナ・バ・テア (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 3630
レビュー : 307
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046092

作品紹介・あらすじ

信じる神を持たず、メカニックと操縦桿を握る自分の腕だけを信じて、戦闘機乗りを職業に、戦争を日常に生きる子供たち。地上を厭い、空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきたんだ-大人になってしまった「彼」と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。森博嗣の新境地、待望のシリーズ第二作。

感想・レビュー・書評

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  • 僕はいつからこんなに偉くなったのだろう―。組織に守られ前線から外され、歩くだけで敬礼される日々。ただ、飛んでいたいだけ。戦闘機に乗っていない自分は死んでるのと変わらない。少年、函南との出逢いに、彼も自分もその瞳に未来を見据えたのかもしれない。憧れの人と殺し合う、流れる涙、剃刀に傷...それは哀しみではない。自信 がある、予感 がするから。だけれど解っていた、それは 諦め だと。黒い整列を真下に見ながら、死んでやる!!と飛び続けた。もうパイロットではなくなっていた。僕は兵器だ。高く高く。何処までも、誰よりも高く這い上がらなければ。また彼と踊る為に。

  • ひんやりとした感じ。ひとりでいること。揺れ動かない、静かな世界。

  • 始めの夕焼けの中を飛んでいるシーンが静かですごく好き。
    スカイ・クロラから始まる一連の作品は、たとえ戦闘のシーンであっても、空の飛び方が美しく、静かに感じられる所が一番の魅力だと思う。

  • 再読。None but air。草薙さんの話なので、カンナミの話より少し重め。
    文章よりも、内容がメインかも。シリーズのほかの本とつながる感じが心地よく。

  • 「スカイ・クロラ」以来、シリーズ二作目読了。

    前作を読んでからだいぶ時間がたっているが、読み始めて(ストーリィはともかく)すぐ物語の雰囲気が頭の中に甦ってきた。
    シニカルというかドライというか、フラットというか。

    語り手である「僕」が理屈をこねて目的や考え方を正当化していくが、節々で周りに影響を受け、制御・説明しきれない感情が発露していく。
    空を飛ぶ描写は美しいけれど、脆くて危なっかしく見える。

  • 結論から言うと、「スカイ・クロラ」「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘブン」は、どの順番で読んでも特に違和感がないと思う。

    むしろ、上に上げたのと逆の順番で読むのがいいかも。

  • 『ナ・バ・テア』再読3回目
    若い頃のクサナギを中心に物語がまわっていく
    大人の男、ティーチャに憧れを当初は持っていたものの同僚の死後いつしかティーチャと勝負をしたいと思うようになる
    地上では汚い事が蔓延る、汚いものが何もない空を飛び続けることがクサナギの生き様を表しているよう

    設定上、ずっと子どものままであるクサナギだけれどもスカイ・クロラと比較してナ・バ・テアではまだまだ荒削りな行動の描写があった
    子どものままだけれども成長する、思考の変化、大人と子どもの境界線はないのではないか?線引きはなんなのだろう、汚いと綺麗の違いか?色々読みながら考えました

  • 2.5
    スカイクロラシリーズの2作目(時系列1作目)。スイトが若い頃の話。ティーチャーとのやりとりの話が出てくる。草薙瑞季はティーチャーとの子のよう。

  • 【あらすじ】
    信じる神を持たず、メカニックと操縦桿を握る自分の腕だけを信じて、戦闘機乗りを職業に、戦争を日常に生きる子供たち。地上を厭い、空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきたんだ??大人になってしまった「彼」と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。 森博嗣の新境地、待望のシリーズ第二作!

    【感想】

  • 初めて読むスカイクロラシリーズ!

    スカイクロラから読むべきか?ナバテアから読むべきか?迷った挙句ナバテアから読み始めました。

    取り敢えずブォイドシェイパシリーズのように主人公の視点でのみ物語が語られるので世界観が掴めません!?

    洗練された世界の様ではあるが、プロペラ機の戦闘機で戦争をしている世界???

    キルドレって何!?クサナギの所属する会社とは何なのか?そしてあの人が育てるあの子はどうなるのか??

    続きが気になります。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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