伝説の終焉 6 (中公文庫 か 68-18 デルフィニア戦記 第 4部)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046122

感想・レビュー・書評

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  • いずれ元の世界に帰るというのは納得づくの付き合いだったはずだけど、思っていたよりも大事な人になっていたんだなぁ。ウォルが男泣きするとは思わなかった。
    でもウォルもリィもお互いの前で悲しむ素振りは見せなかった。
    ずっと戦の只中にいて、辛いことの方が多かったはずなのに、最後の最後で、「楽しかったな」と出るのが凄い。
    同じものを目指して同じだけ苦労してきた間柄だからこそ分かち合えた部分だと思う。
    それでも、帰っちゃうんだなぁ…
    あれはもらい泣きしてもしょうがない。
    笑って泣けてわくわくして、しょうもないやりとりに癒されることもしばしば。実に面白かった。

    • komoroさん
      同じものを目指して同じだけ苦労してきた間柄だからこそ分かち合えた…。わかりますねー。
      笑って泣けてワクワクできるっていいですね。
      本もい...
      同じものを目指して同じだけ苦労してきた間柄だからこそ分かち合えた…。わかりますねー。
      笑って泣けてワクワクできるっていいですね。
      本もいい本だと思うけど、9nanoka さんの感性が透きとおってるからですね。
      壮大なファンタジー、いつか読んでみようかな。(^^)
      2015/02/23
  • ついに終わってしまった。超大作でしたが長かったようで短かった。登場人物すべていいキャラクターでしたね。スピンオフの3冊を読むか、もう一度最初から読み直すか。迷うなぁ。

  • 大団円。
    時にピンチもあったが、想定内。
    良くも悪くも
    安心して読める内容でした。

  • …終わってしまった。。
    終わってしまったよー( TДT)。
    続きっぽいのや外伝はあるんだけど、デルフィニアのお話はこれで完結。物語は長いし戦闘シーンも多いし登場人物もすごく多いけど、毎回痛快爽快で重苦しいところも殆どなく楽しく読めます。なにより各キャラクターたちの書き分けが巧すぎる。みんなが魅力的。美形揃いすぎるけど。まだ余韻に浸ってます。

  • 終わっちゃった。。寂しい。。
    18巻もあったのに、読み終わってみるとあっという間だった。主要人物達がみんなそれぞれにかっこよくて素敵で、すごく思い入れがある。本当にみんな好き。
    だからリィ達が帰っちゃうのはすごく悲しかった。でも別世界の住人だし、しょうがないよね。シェラも向こうで上手くやってね。
    ウォルが泣くところ、ちょっと胸がぎゅんとした。何だかんだ言っても、リィの存在がとても大きくてかけがえのないものになってたんだろうな。最後の二人のお別れのところ良かった。
    最初から最後まで面白かったな。満足。

  • 読み終わってしまって、デル戦ロスです。番外編と元の世界に戻ってからの話がありますが、このデルフィニアでの本編が終わってしまったのはとてもさみしく、ウォルの涙をこらえるシーンでは涙しました。
    何年後でもいいので、再会を、是非一度きりでもいいので!みんなと楽しく過ごしてほしいと心から思います。

  • シリーズ本編の最終巻。
    いや、なんというか感慨無量。
    これぞ大団円の巻だった。

    物語の最初から、いつかリィは帰って行くのだと分かっていたけれど、実際にその時を迎えるのは、寂しいものだね。
    物語的には、タンガとの戦いの残りとパラストとの戦いの決着が主なのだけど、もう結構早い段階からリィが帰ってしまう事への惜別が感情の大きな部分を占めてしまった。
    そう言う意味では、合戦場面は脇に追いやられてしまった印象。
    でも、それは仕方ないよね。

    ハイライトは、やっぱりリィとウォルの別れのやり取り。
    夜の湖畔のやり取りもいいし、戦場での最後の最後、互いに楽しかったと笑いあい、『また会おう。俺はそう信じている』と言うウォルに小さく頷くリィ。
    シリーズ駆けて紡がれた二人の絆を観るようで胸が熱くなった。
    寂しいけれど、これで二人のお話は完結。
    最後まで読めて良かった。
    作者にありがとうと言いたい。

  • と、とうとう読み終わってしまったー( ; ; )
    最後はなんだかあっさりだったけど。。。

    本当に終わっちゃったなー。。。もっと読みたいなー。。。

    面白かったなぁ。。。

  • 本当に面白かった!!!!
    全18巻と長かったけれど、あれよあれよという間に最終巻……。
    冒険小説として、貴種流離譚ものとして、最高にわくわくする物語です。

    そして何よりウォルやリィを始めとした愛すべきキャラクターたち。温かく豊かなウォルに、豪胆かつ快活なリィとルウ、徐々に人間性を取り戻していくシェラ、天真爛漫なポーラ……すべてのキャラクターに物語があり、いつまでも読み続けたくなります。

    読み終わってしまうのが本当にもったいなく、残りのページが少なくなっていくにつれて、寂しくて仕方ありませんでした。

    外伝を読むのが今から楽しみです!
    この物語に出会えたことに心から感謝します。

  • 全18巻読了。ほぼ一気に読みました。面白かったです。
    私はシリーズ終了後一気読みだったから良かったけどコレ、シリーズが出るのをじりじり待っていた一巻発売時からのファンは大変だったろうなあ~

    ファンタジー異世界もの、設定は中世辺りというイメージの割には戦闘や兵法が綺麗ですがまあファンタジーだし。ルゥが良いキャラなのにすぐに退場で寂しいな。最後王様と王妃の別れには泣かされました。ウォルは良いねえ~ 惚れるキャラです。モエは無いけど。
    結局リィは何者でなんだったのか、というのは別の物語に引き継がれるのでしょう。
    個性的かつ魅力的な登場人物がたくさんで、お話もシリアスとコミカルな面と両方あってエンターテイメントな作品でした。後は外伝も読もうと思います。
    いやあ、面白かった。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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