神はサイコロを振らない (中公文庫)

著者 : 大石英司
  • 中央公論新社 (2005年12月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046238

神はサイコロを振らない (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 行方不明になった旅客機が10年振りに羽田に生還し、着陸する。
    残された家族は墜落したと思い、既に遺族となり、それぞれの日常を歩んでいた。一方の乗客たちは10年前のまま。。
    だが、3日後に元の世界(10年前)に戻り、、消滅すると
    10年前に自身の論文をトンデモ扱いされ、職を追われた元東大教授が説く。
    それぞれの家族との対面、本人たちの思慮が。。

    話としては面白いが、登場人物が多過ぎて焦点がぼやけてしまう。
    色々な事象を表現したかったのは理解できますが。。

  • 物語の設定のうまさが、さまざまな想いをつくる。

    10年という 時差が 突然 うまれる。
    そして、3日後には 死んでしまう。
    という設定。

    飛行機が行方不明となった ということで、
    乗っていた人たちの関係者は 『死』 を受け入れた。
    ところが 実は 生きていたんだ ということで
    『死』から 『生』にもどっても 10年は 取り戻せない。
    その混乱の中で かかわり合いを 再度 みつめる。

    飛行機に乗っていた人たちは 自分たちの『死』はしらない。
    そして、10年間たっている という 浦島太郎 の世界。
    あんたは 『死』んでいたんだと、関係者に言われる。
    それを受け止めることは できないが 10年の変化の中で
    認めざるを得ない状況になる。
    さらに、後3日間で あなたは 『死』 を迎えると宣告される。
    じょじょに 『死』を 意識し始める。

    仮の『死』から 事実としての『死』。
    つねに 死に向き合うことで、
    生きることの意味、愛するということ、親子の関係、
    そして、様々な事件に遭遇したことの痛み。
    これが 東日本大震災でいわれた 『絆』 なのかもしれない。

    この設定の中に 一体誰を乗客とするのか?
    それが 物語の 彩りを 作り上げていくのだろう。

    奇跡の生還であり、飛行機に乗った人たちは
    10年の歳月をしらないままに やってきたのだ。
    失われた10年。
    神戸大震災がおこり、サリン事件が起こった。
    死んだとされて 遺族は 様々な試練を受けた。

    非現実的な出来事を想像できる範囲内で描く。
    リアリティがないが故に、リアルとなる。
    航空会社のスタッフの献身的なサポート。
    市役所の人々。縁のある人々が かさなる。
    ドキュメンタリーの手法がうまく構成する。
    群像がおりなす 不思議な空間。

    ひとは、それぞれ 輝くときがある。

  • 小林聡美がCAの役でドラマ化されたのは何年前だろう?懐かしくなって本を読んでみたら、やはり設定他が違っていたが、最後は(T_T)私だったら残された3日間を、どう過ごすだろう?

  • 航空機が行方不明になり、10年後にその姿を現す。遺族と乗客とがこの世にいられるのは僅かに三日間。

    5歳の黒木亮と飛行機事故がきっかけで別れた両親。父親と富士山を登ると約束し、親子で最後は富士山に登る。その間に両親のわだかまりが溶けていく様子は、ウルっときました。

    興梠賢と政治家の父親の再会。最初は殺意があったけど、やっぱり父親の背中は大きかった!

    過去に対してひとは臆病になり。今に対して自信をなくす。そして過去は変えられないけど、今は変えられる。今が変われば、過去を見る目も違ってくるのかな。

    そう言えば過去にドラマになったことを思い出しました。

  • ふと昔あっていた連ドラを思い出して読みたくなったので購入。あのドラマは設定を変えてあったことを初めて知った。
    死んだと思っていた大切な人が帰ってきたら、そして3日後にはまたいなくなってしまうとしたら…。自分に置き換えて考えずにはいられない。きっと私はみっともなく取り乱して、行かないでって泣いてすがる気がする。
    逆に自分が10年ぶりに大切な人たちの元に帰ってきたら…こっちは不思議なくらい想像がつかない。したいことがあるといいな。
    たった3日間、されど3日間。短い奇跡が起こす物語に、泣きたくもかるけど、胸がじんわり温かくなる小説だった。

  • 尾崎文庫。
    たくさんひとが出て来すぎて 途中で誰が誰やらわからなくなる。
    どんなに愛しいひとでも いきなり10年後に戻ってきたら どうだろ。しかもまたすぐにいなくなるのに。愛情というより こちらのいまの状況によって うれしかったり 困惑したり 。
    ビミョーだ。

  • 10年前に消えたはずの航空機が10年後に突如現れたら…という話。搭乗者は10年前のまま歳をとっていない。だけど世の中や周りの人間にとっては10年という時が過ぎていて…

  • 設定が面白くて、登場人物も個性的だから飽きずに読めた。

  • 【資料ID】158154
    【分類】913.6/O33
    文学のコーナーに並んでいます。

  • やっぱり、最後はそうなっちゃうのか・・・。

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