西の善き魔女 (8) (中公文庫 お 65-8)

著者 : 荻原規子

• 中央公論新社 (2005年12月20日発売)

感想・レビュー・書評

[にこぱ★さんの感想 · 2009年10月12日]

SFｗ

[なのつきさんの感想 · 2009年7月13日]

図書館。
完結編。

なんだかんだと、レアンドラ結構好きだな、とか思った１冊。
なんだかんだと、主役二人が微笑ましくて良いな、とか。
今ひとつ、入り込めなかったのは、年のせいだろうなぁ…。

何はともあれ、面白かったです。

[金谷さんの感想 · 2009年4月15日]

外伝ていうか本編の完結編。前巻でほのぼのしく終わったっぽいのに、結局プロポーズもしてなかったのねルーン･･･不甲斐ない子。ともあれいきなり二人離れ離れです。レアンドラとの件でルーンをやたら責めてましたが、フィリエルだって、子育てしたり偽装夫婦したりしてたよね。まぁかなり大義の分は彼女にあるけど。今回はバードが鍵。彼が出てくると、途端にファンタジーにSFが加わる。面白い試みだなぁ。バードに精神的に追い詰められていくルーンが悲愴でした。最後はわりとあっさりな気がしたけど。完結にしては、ちと物足りないかも。もうちょっと、あの辺とかあの辺のその後が知りたいなーとか。

追記。
文庫解説が菅野ようこさんでした。あまり解説になってないけど、感覚的な文章が心情吐露していて興味深い。作り手側の大人の事情と葛藤について。読み手としては、「美しい誤解」をさせてくれることも嬉しいし驚嘆ものなのだけれど。と言ったら失望されるだろうか。彼女の旋律を頭に描きつつ、読了。

[chicorisさんの感想 · 2009年3月29日]

とっても後味の良い最終編だ。
とっても魅力的な人々、動物が大勢出てきた中で目移りしながらも
私のお気に入りはケイン。
端役であるが外見も性格も信頼感も含めて一番好み♪
ルーンも好きだけれどあまりにも可哀そうすぎる生い立ち。
意味ありげな産まれのほのめかし・・・
もっともっと続編ができてもおかしくない予感と期待のうちに読み終わってしまった・・・

[tokoさんの感想 · 2008年11月11日]

ま、ルーンとフェリエルのらぶらぶになりきれないらぶらぶっぷりが素敵。終わるのがさびしいなーっておもった。レアンドレアの話をもっと読みたかったです。

[りんさんの感想 · 2008年10月12日]

とりあえず、完結の８巻です。
もともとは、番外編としてかかれていたものですが、他の番外編とは違って、これは「その後」が書かれています。

完結が「とりあえず」なのは、、短編の番外編なんかが、まだ書かれているようだからです。わたしは、ちょっと時期をおいたら、また、ズラッと長い３人の女王の物語が読んでみたいなぁと思っています。
結局、ディー博士はなにをしているかとか、わかんないままですし。
まだまだ、世界には、神秘も、問題も残っています。

今回、かなり、ＳＦによった作りになっています。
そのあたりの受け取られ方が、多少、心配でもあるのですが。

でも、ずっと読み継がれてきているので、そんな心配は不要なようです。

[snou1881さんの感想 · 2008年6月11日]

フィリエルの子育て話（？）
同時進行でルーンとバードが旅することになりますが
そちらはちょっぴり暗いというか切ないです
ルーンって思い返してみればすごい暗い過去持ってますね・・
ただ、この巻でレアンドラを少しだけ好きになれました

[ちゃんさりさんの感想 · 2007年12月20日]

結局女王は決まらないのか…ちょっと期待していただけに残念。でも、相変わらずルーンとフィリエルの関係にときめきが得られたのでよかった。笑　レアンドラがいい味だしていた。すごく好きになった。

[トモさんの感想 · 2007年9月20日]

全巻一気に読んだ。
久しぶりに長編を読んだせいもあって、最終巻を読み終わったときの「もうこの物語の続きが読めなくなってしまった」という悲しさを久しぶりに感じた。

[ぐりこさんの感想 · 2007年7月11日]

ファンタジーに見せかけたＳＦ。バードのずれっぷりが楽しい。

著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』（徳間書店）で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞（ＪＲ賞）、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「ＲＤＧレッドデータガール」シリーズ（KADOKAWA）『あまねく神竜住まう国』（徳間書店）「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ（理論社）、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲　幻想組曲　[狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」