- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122047693
感想・レビュー・書評
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森博嗣のスカイ・クロラシリーズ第三弾!
主人公でキルドレのクサナギは敵機のエースとの一騎討ちで負傷する。
病院での出会い
新たな職場での出会い
新たな自分の立場・・・
空を飛びたい戦闘員と
エースをプロパガンダにしたい組織・・・
エースパイロットクサナギの苦悩の物語・・・
自分もできる事なら、生涯最前線の現場で仕事をしていたいなぁと思ってしまった・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飛んでいる時の表現が好きなんだよね。眼で追っている感じがさ。
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まっとうじゃないか。クサナギもティーチャも。
ただやはり、キルドレであることは、ティーチャやササクラ、カイたちの思いとクサナギの思いとを、完全に分かつ要素なのだと感じた。
クサナギからは愛を一片すら感じない。いや、彼女はそのようなものの存在を、自分が生きる(もしくは死ぬ)ための価値判断の基準としては、持ってすらいない。
周囲は…何人かの大人たちが、間違いなく彼女を愛しているのに。
これは…悲しいことなのだろうか。まだ、わからない。一冊一冊、スカイ・クロラへと近づいていこうと思う。そうして最後にもう一度、スカイ・クロラを読むことにする。 -
クサナギサスイトの苦悩。飛行機乗りにしかわからない葛藤。人間模様が面白かった。
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カンナギくん!?
お話として動いてきたので面白かった。
この巻のクサナギが今までで1番好きだなあと思い、でもそれは空に居たい彼女にとって切ないことだな。ごめんよ。
それにしてもクサナギに近い大人はそれぞれの思想があるにしろクサナギに優しい。分かる。私もクサナギに優しくしたい。 -
戦争中なんだかよく分からない世界でのエリート戦闘機乗りの生死感を描いた作品、ちょっと不思議な世界。
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再読。やっぱり大人って汚れてて臆病で打算的で、キルドレである主人公はそれらとは全く相容れないものなんだけど、それでもそんな社会の中で生きていくしかないんだよなぁ。最後らへんの草薙の感情は昔に読んだときはとても共感できたけれど、今読んでみるとそれよりも甲斐の思考の方に興味が向いた。殆ど内容を忘れていたのでこれからも続きを読んでいこう。
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この作品で共感できる人物ってのはあまりいので身近だと感じる杣中という記者が出てきてほっとした
異常な世界で報道という武器を使い奮闘する彼はなぜか共感しやすい
なんというか戦闘パート相変わらず読み飛ばしたくなるような雰囲気で今まで思ってたがこの部分だけ苦手だなと改めて感じる
それ以外の日常生活は本当に独特で好きな反面といったところだろうか
茶番に付き合わされたのはクサナギだけではないのに逆上するあたりキルドレ(子供)なんだろうなと思った
それに町をあらそうとするところもなんと他のキルドレが大人な分、今回の話は人間臭くて感情移入しやすて良かった -
スカイ・クロラシリーズ、第三作。○○にして二作目。ここが良かった、悪かったとかではなくどのようにしてあの結末へと至ったのか、ただただ見守りたい。そう思った。著者自身が度々言っていたが、これは詩として読むのがいいのかも知れない・・