だれのものでもない悲しみ (中公文庫 つ 24-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048591

感想・レビュー・書評

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  • 2016/11/25購入

  •  一人の人間の細かい選択とか行動が、その人の人生をズレさせるし、また他の人にも影響を与えていく。(神様に翻弄されている?)かといって、そんな大袈裟なものでもない。他愛もないフツーの人生だ。
     綾乃や由紀はともかく、達夫は超ダメ男だし、オリ江もなんかコワイし、あまり好みな話ではなかった。ただタイトルのよさと文章のウマさだけはすごい好き。
     「枯葉の中の青い炎」にも金魚がでてきたけど、この作者は金魚好きなのかしら。

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著者プロフィール

辻原登
一九四五年(昭和二〇)和歌山県生まれ。九〇年『村の名前』で第一〇三回芥川賞受賞。九九年『翔べ麒麟』で第五〇回読売文学賞、二〇〇〇年『遊動亭円木』で第三六回谷崎潤一郎賞、〇五年『枯葉の中の青い炎』で第三一回川端康成文学賞、〇六年『花はさくら木』で第三三回大佛次郎賞を受賞。その他の作品に『円朝芝居噺 夫婦幽霊』『闇の奥』『冬の旅』『籠の鸚鵡』『不意撃ち』などがある。

「2023年 『卍どもえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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