被匿: 刑事・鳴沢了 (中公文庫 と 25-9)

著者 :
  • 中央公論新社
3.50
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本棚登録 : 890
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048720

感想・レビュー・書評

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  • お馴染みの鳴沢了シリーズ。相変わらず旧知の人物と偶然にも遭遇した事件が絡み合う展開に、ここまで来るとこれがこのシリーズの特徴と醍醐味なんだと妙に納得してしまう。ストーリーはよく出来ていて小説としての完成度は高い作品だと思う。

  • 過去作品のような読後感が無いのは何故だろうか?動機の根幹が血縁がらみだったことと、知ってるけど口を割らない人が多くて謎解きというより知らぬは刑事だけだったからかな。

  • こういうネタは横溝正史に任せてよ。

  • わたし的に、ここまでのシリーズの中で一番面白く、好きなお話でした。鳴沢さん8作目。今までちょいちょい出てきた東日の長瀬さん、わたし結構好きだったんだよね。もっとスポット当たってもいいのにって思ってたら、ついに。ちょっと悲しく、切ない感じだったけど、彼にはこのくらいの影が必要なのかも。長瀬さんっぽい感じ。やっぱり鳴沢さんは、日本で自由奔放にやってる方が好きだわー。前作のアメリカ大奮闘編は、やっぱりハチャメチャすぎて疲れた。日本がいいな。鳴沢さん、ずっと日本にいてね。今回は優美があんまり出てこなくて良かった!もうこのまま別れて欲しい。さよならして欲しい。鳴沢さんが好きなので、優美とうまくいってる感じに嫉妬します。今後どうなっていくのかなあ。捜一の藤田さん、好きだわあ。こういう相棒いいね。鳴沢さんは本当にいろんな人に支えられてる。周りの人たちに恵まれてる。鳴沢さんをちゃんと分かろうとしてくれる人がたくさんいる。なんかいいな。このお話のラスト、好きだなあ。友が救われるのなら。終わり方、一番好きだったかも。

    • hs19501112さん
      優美と別れてほしい・・・

      (笑)。
      でも、ある意味同感。
      自分は、冴とどうにかなって欲しいなと思っていたりして・・・。
      優美と別れてほしい・・・

      (笑)。
      でも、ある意味同感。
      自分は、冴とどうにかなって欲しいなと思っていたりして・・・。
      2012/06/06
    • Ayakoさん
      >hs19501112さま
      いやもう切実に、早く別れろ!と念を送りながら読んでます(笑)
      わたしも、冴だったら良かったのになあ、と!
      >hs19501112さま
      いやもう切実に、早く別れろ!と念を送りながら読んでます(笑)
      わたしも、冴だったら良かったのになあ、と!
      2012/06/09
  • 前作はアメリカが舞台でしたが、今回は日本にもどってきての事件です。
    またしても、相棒が登場します。
    藤田です。鳴沢のことを理解する、よいやつです。
    成沢の周りにも少しずつ仲間が増えていきます。
    よいですね!

  • 鳴沢了シリーズ。

  • 田舎の社会のお話。きっと今の日本のどこかでもよくある話。

  • 刑事 鳴沢了シリーズ 8作目。

    アメリカから帰国し、西八王子署に配属されてきた鳴沢刑事。
    署の刑事課は腐敗し、代議士が死亡した事件を事故と誤ってしまう。

    またもやひとりで動き始めた鳴沢刑事。
    今回の相棒は警視庁捜査一課の藤田刑事。
    この藤田刑事、懐が深くて、少々女癖が悪いという設定だが、なかなかキャラがいいうれしい顔

    事件は最終的に鳴沢刑事が潜在的に友と認識する者へとたどり着いていく。

    誰でも隠したいことはあるが、それが無意識に町全体でその事実に目をつむってしまっている。
    その事実を表に出そうとするのが刑事だ!と鳴沢は自分の意思を突き通していくが、昔ほどの猪突猛進さがないというか、良い意味で大人の硬派な匂いが感じられるむふっ

    ただシリーズも8作目を迎え、いろいろ伏線を張り、それが1つに繋がっていくが、前半が長い気がする冷や汗

    あとずっと鳴沢刑事の一人称で描かれているため、違う登場人物(例えば相棒とか)の視点からの文章だとどうなんだろうといつも思ってしまう

  • 西八王子署管内で代議士が不審死。ろくな捜査もないまま事故と断じられる。苛立つ鳴沢に地検から、死んだ議員が近々大規模収賄で事情聴取される予定だったとの裏情報が入る。捜査を始めた鳴沢は議員が当夜女と一緒にいたことを突き止めるが…自殺か?それとも他殺か?事件は思いがけず旧知の人物へとつながっていきー。

  • 鳴沢シリーズ8作目。アメリカ帰りの鳴沢が今回着任した西八王子署で起こった代議士の死。事故として処理されていたが、いきなり不審な点を見つける鳴沢。周りから白い目で見られながらも1人、捜査を始める。事件当時に目撃された女性を調べるうちに、この街の過去に結びつくが、誰もが硬く口を閉ざす。それぞれの思いを秘めた人たちの話を、鳴沢はどうやって聞きだすか…?警視庁の藤田とのコンビがいい感じ!またまた満身創痍の鳴沢さん、今回も優美との進展はなし…。長瀬は結構好きなキャラクターだったので、こちらも気になるところ。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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